Real、DVD複製ソフト「RealDVD」の訴訟問題でMPAAと和解
-販売差止め/450万ドル支払いに合意。ユーザーには返金も
3月3日発表(現地時間)
米RealNetworksは3日(現地時間)、DVD複製ソフト「RealDVD」のコピー機能が、デジタル・ミレニアム著作権法などに違反するとして起こされていた訴訟問題で、米国映画協会(MPAA)所属のハリウッドの大手映画スタジオ6社やViacom、DVDコピー規制協会などと和解したと発表した。
今回の和解でRealNetworksは、「RealDVD」の販売仮差し止めを命令した連邦地方裁判所への控訴を取り下げるとともに、販売仮差し止めに関する諸条件に合意。ハリウッドの大手映画スタジオ6社に対して、訴訟の費用および経費として450万ドルを支払うことに同意した。
またMPAAなどは、コピーガードを外して複製を可能にするほかの技術(CSS、ARccOS、RipGuard)に関して、RealNetworksがサポートすることを禁止する差し止め命令にも合意したという。
なお、RealNetworksは、「RealDVD」向けに行なっていたDVDのカバーや映画情報を提供するサービスも取りやめ、約2,700人のRealDVDユーザーに対し、購入費用の返金を行なうとしている。
(2010年 3月 4日)
[AV Watch編集部 大類洋輔]