ドコモら推進のマルチメディア放送が基地局開設計画提出
-ISDB-Tmm陣営、アナログ停波後の事業化認定を申請
6月4日発表
フジテレビやNTTドコモ、スカパーJSATらが出資するマルチメディア放送(mmbi)は4日、2011年以降のVHFのHIGH帯(10~12ch)を使った携帯機器向け放送の事業化に向け、特定基地局開設計画の認定申請を総務大臣あてに行なった。
同社が計画しているのは、VHF-HIGH帯の周波数を利用した、ISDB-Tmm方式によるマルチメディア放送サービス。今後は開設計画の認定を受けた後、親会社であるNTTドコモなどの各出資企業と連携し、マルチメディア放送事業開始に向けて具体的な準備を進めるとしている。
なお、地上アナログ停波後のVHF-HIGH帯を用いたマルチメディア放送については、KDDIらが支持し、MediaFLO方式での事業化を準備を進めるメディアフロージャパン企画も7日までに認定申請を行なう予定。
(2010年 6月 4日)
[AV Watch編集部 臼田勤哉]