東芝、500GB HDD内蔵の液晶TV REGZAに32型を追加
-シンプル仕様のA1シリーズにも32/40型が登場
東芝は、液晶テレビ「REGZA」のHDD内蔵モデル「HE1シリーズ」に、32型の「32HE1」を追加。8月下旬に発売する。さらに、19/22/26型のコンパクトなモデルをラインナップしている「A1シリーズ」にも、大型の32型「32A1」、40型「40A1」を8月上旬に発売する。価格は全てオープンプライス。店頭予想価格は「32HE1」が15万円前後、「32A1」が85,000円前後、「40A1」が13万円前後。
■ 32HE1
HE1はバックライトにエッジライトタイプのLEDを採用した、薄型スタンダードシリーズ。26/22/19型の3サイズが既に発売されており、32型が新たに追加される。500GB HDDを搭載し、録画機能を備えているのが特徴で、USB HDDに録画することもできる。主な仕様は既発表されている19~26型と同じ。
液晶は1,366×768ドットのIPSパネル。次世代「レグザエンジン」を搭載。超解像技術「レゾリューションプラス4」を搭載。エッジ部の周囲の部分から映像信号が近似した個所を抽出し、その画像を重ね合わせることで新たな画像を生成。より正確に画像を補正可能にする「自己合同性超解像」に対応(1080i/p映像は適用外)した。アニメ高画質化や、再構成型などの従来の超解像技術も引き続き採用している。
HDMIや外部アナログインターフェイスも新エンジンに集約。CPUの高クロック化により、電子番組表(EPG)や電源起動などの高速化も実現。16bit映像信号処理や、LEDバックライトコントロール関連の制御も盛り込んでいる。
ゲーム映像に対し、超解像やスケーリングなどの高画質化処理を導入しながら、入力信号に対して1.2フレーム以下(実測値19.3ms。1フレームは16.7ms)という低遅延を実現する「ゲームダイレクト2」を搭載する。SD解像度の入力信号に対しても、高画質化+低遅延を両立できる。
チューナは地上/BS/110度CSデジタルチューナを各2系統と、地上アナログチューナを搭載。番組表は「レグザ番組表・ファイン2」。録画予約件数は64件。ミニ番組表や「連ドラ予約」、「今すぐニュース」などの機能も備えている。
録画した番組を、同社製レコーダやアイ・オー・データ、バッファローなどのDTCP-IPサーバーへネットワークダビングする「レグザリンクダビング」にも対応。DLNA機能も備え、デジタル放送以外のビデオや、音楽など、ホームサーバー内のコンテンツを REGZAで再生できる。
外形寸法は789×240×577mm(幅×奥行き×高さ)。入力端子はHDMI×2(1系統はVer.1.4/ARC対応)やD5端子×1、コンポジット×2、S映像×1、アナログ音声×2を装備。出力は光デジタル音声×1、アナログダビング出力/音声出力兼用端子×1、ヘッドフォン×1などを備える。Ethernetも搭載し、テレビ版Yahoo! JAPNやアクトビラビデオ・フルの視聴も可能。
■ 40A1/32A1
A1シリーズは26/22/19型の3モデルが発表されているが、新たに40型と32型が追加される。発売開始時期は全て8月上旬を予定。主な仕様は共通で、パネル解像度は40型が1,920×1,080ドット、32型が1,366×768ドット。録画機能は備えていない。
40A1 | 32A1 |
次世代レグザエンジンを搭載し、HE1と同様にレゾリューションプラス4や、質感リアライザーなどの高画質化機能を装備。ゲームダイレクト2や、低消費電力を実現する「おまかせドンピシャ高画質でエコ」機能も利用できる。
チューナは地上/BS/110度CSデジタルチューナと、地上アナログチューナを各1系統搭載。入力端子はHDMI×2やD5×1などを装備。外形寸法は40型が976×247×665mm(幅×奥行き×高さ)、32型が786×224×567mm(同)となっている。
(2010年 8月 4日)
[AV Watch編集部 山崎健太郎]