JVA、2010年10月のビデオソフト売上速報を発表

　日本映像ソフト協会(JVA)は7日、2010年10月度のビデオソフト売上速報を発表した。ソフト全体の売上金額は、前年同月比76.2%の189億6,100万円で、前年同月を下回った。売上本数は同81.8%の675万9,000枚。

　BDビデオ全体の売上金額は前年同月比191.3%の43億5,500万円と、過去2番目に高い伸びを記録。BDビデオのビデオソフト全体における金額構成比は23.0%。数量は同231.1%の115万2,000枚で、数量の構成比は17.0%。なお、Blu-rayとDVDのコンボ作品については、BDにカウントされている。

媒体別売上構成比(数量)

　BDソフトの内訳は、販売用の売上額が前年同月比187.5%の41億1,100万円、数量は同241.0%の101万5,000枚。レンタル店用は売上額が同294.0%の2億4,400万円、数量が同176.7%の13万7,000枚。

　DVDビデオ全体の売上額は前年同月比64.7%の146億700万円、数量は同72.5%の560万7,000枚と大幅に減少した。DVDビデオの内訳を見ると、特に販売用DVDの売上額が大きく落ち込んでおり、前年同月比55.2%の83億9,900万円、数量は同54.9%の267万5,000枚となった。この数字は今年最も低いもので、要因としては、前年同月に嵐のDVDが大ヒットしたことや、日本のアニメ/洋画などのジャンルでBDへのシフトが進んだことなどを挙げている。レンタル店用は売上額が同84.6%の61億5,800万円、数量は同100.4%の285万枚。

　2010年10月度の新作BDビデオは販売用が前年同月比139.0%の139タイトル、レンタルは同750.0%の75タイトル。新作DVDは販売用が同81.1%の494タイトル、レンタルは同74.8%の561タイトルとなっている。