CD楽曲をDJミックスして無断販売した男性が逮捕
-都内業者に販売委託。約350枚を売上
日本レコード協会(RIAJ)は8日、海賊版のCDやDVDが販売されていた2つの事件について、警察が被疑者を逮捕したことを発表した。
■ 複数のCD楽曲を「DJミックスCD」にして無断で委託販売
宮城県警察本部と仙台中央警察署は、海賊版音楽CDを複製/販売したとして、宮城県塩釜市在住の23歳の男性を著作権法違反の容疑で12月6日に逮捕した。
この事件は、ポニー・キャニオンとワーナー・ミュージック・ジャパンが著作隣接権を持つ音楽CDを、被疑者が無断で複製し、複数の曲をメドレーのようにノンストップでつないだ「DJミックスCD」として東京都内の音楽CD販売業者に販売を委託、売上の一部を収入としていたもの。これまでに約350枚の複製CDが販売された疑いが持たれている。
■ 海賊版DVDをオークションサイトで販売
長崎県警察本部と浦上警察署は、インターネットのオークションサイトを利用して海賊版音楽DVDを販売したとして、東京都中央区在住の34歳の男性と、東京都文京区在住の35歳の女性の2名を著作権法違反の容疑で11月26日に逮捕した。
両者は、エイベックス・エンタテインメントが権利を持つ音楽DVDを、無断で複製されたものであることを知りながら、インターネットオークションサイトにそれぞれ出品し、販売していた。
(2010年 12月 8日)
[AV Watch編集部 中林暁]