RealD、アクティブシャッターメガネの共通化を提案

-赤外線に加え、Bluetoothなどの無線方式も


 米RealDは6日(米国時間)、アクティブシャッター方式の3Dメガネについて、各テレビメーカー間で共通で使えるユニバーサルタイプのメガネを開発すると発表した。

 現在の3D対応テレビにおいては各社のメガネに互換性が無いが、RealDでは共通化を提案している。RealDが提案する方式は、同期信号の送信方式にIR(赤外線)だけでなく、BluetoothやRF4CEなどの無線技術(RF)を使った方式のサポートも含むのが特徴となる。

 RealDは半導体メーカーと協力し、対応のASICの共同開発に取り組むとしており、BroadcomはRealDと提携し、3Dメガネとテレビの同期に同社のBluetooth技術を導入することを提案。赤外線方式と比べ、消費電力が削減でき、バッテリ寿命を延長できることや、遮蔽物の影響を受けにくい点などを訴求。さらに、蛍光灯など家庭内の他の光源による干渉も避けられるという。

 また、フリースケールでは、同社のRF4CEプラットフォームの採用を提案し、RealDと共同開発することで合意。同社のIEEE 802.15.4/ZigBeeトランシーバ内蔵マイコン「MC1323x」の採用により、見通しの改善や光源の影響を避けることができるとしている。


(2011年 1月 17日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]