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ソニー開発、音を光や色、振動で感じる打楽器。「落合陽一×日本フィル」null²する音楽会に提供
2025年8月19日 16:00
ソニーグループのデザイン部門であるクリエイティブセンターは、「落合陽一×日本フィル」プロジェクトの「五感で感じる、身体で聴く音楽」の試みに賛同。その一環として、8月21日、30日に開催される「落合陽一×日本フィルハーモニー交響楽団プロジェクトVOL.9《null²する音楽会》」(東京公演・万博公演)に、聴こえにくい人にも音楽を楽しんでもらえるよう、振動で音楽を感じる「ハグドラム」と「ハンドルドラム」を提供する。
ハンドルドラム、ハグドラムは、叩いた音を光や色、振動で感じることができる、ソニーグループが開発した打楽器。対になって演奏することで、相手の叩いた音の光と振動をガイドに協奏できる。
公演では、客席に聴こえにくい人のための席を8席用意し、ハグドラムを用いてリズムを振動で伝えるリズム通訳担当の演奏家を配置。舞台上の演奏を振動で伝えることで、来場者はハンドルドラムを手に、触覚で音楽を体験できる。
「落合陽一×日本フィルハーモニー交響楽団」プロジェクトは、音楽を「耳だけで聴く」という固定概念を超え、最新テクノロジーを活用した「五感で感じる、身体で聴く音楽」を実現。
2018年の初回公演「耳で聴かない音楽会」から始まったこの試みは、従来のオーケストラ鑑賞の常識を変え、「あらゆる人々へ、世代へ、社会へ、世界へ」をモットーに、年齢や障がいの有無に関わらず、誰もが音楽を楽しめる音楽会、「全身体験としての音楽体験」を目指している。
- 日時:8月21日19:00開演
- 会場:サントリーホール
- ハンドルドラム席:2,000円(同伴の方1人も同料金)
万博公演<null²する音楽会 supported by ローム ミュージック ファンデーション>
- 日時:8月30日 14:30開場/15:00開演
- 会場:大阪・関西万博会場内EXPOホール「シャインハット」
- 全席無料:ハンドルドラム席は要申込み