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WELLFLOAT、多段振り子(2層)で振動を制御するインシュレーター「WELLDELTA Basilis II」

WELLDELTA Basilis II

ジークレフ音響は、WELLFLOATブランドの新製品として、2層多段振り子構造を採用したインシュレーター「WELLDELTA Basilis(バシリス) II」を9月に発売する。価格は10万円(税別)。

既発売「WELLFLOAT Babel」直系の「WELLFLOAT Double 4548」に使われた独自技術を投入した、2段振り子構造の新型インシュレーター。

スピーカーで使う場合は1台あたり3~4個、大型コンポーネントやアナログプレーヤー、オーディオラックでは3~4個必要になる。耐荷重は1個あたり200kg(静荷重)。4個使用時では800kgまでの機器に対応する。

重力波の検出にも用いられている多段振り子(2層)により、高次元での振動を制御。共振周波数f0を持つ多段振り子は、quality factor(Q)が十分高い場合、n段でH(f)~(f0/f)2×n乗の減衰特性を持つという。一方、Basilis IIはf0=3Hzにて、 f=300Hzでは理論上2段で10の8乗の防振比が得られるとする。

アルミ削り出し筐体とステンレスベースによる不要共振を排除。内部には、新開発の3機×2層ウェルフロートメカを使っている。

筐体は、スーパーアノダイジング処理されたアルミニウム。スパイク脚を持つオーディオ機器をダイレクトに受けるための孔も備えている。デザインは、カーデザイン界のレジェンド・中村史郎氏が担当している。