「マルドゥック・スクランブル」第1部がBD/DVD化

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　アニメ映画「マルドゥック・スクランブル」のシリーズ第1部「マルドゥック・スクランブル圧縮」がBlu-ray/DVD化される。発売日は8月24日。価格はBD版が8,925円、DVD版が5,250円。発売元はキングレコード。なお、作品は3部作構成となっている。

　BD版には、劇場公開版の本編に加え、「映倫審査基準によるリテイク(本編映像の修正)発生前の、“幻”とされる完全版本編」も収録。DVD版の本編は、この完全版のみとなる。

　BD版には、封入特典として外箱や60ページのブックレット、劇場パンフレットのリサイズ版も収録。さらに、“ウフコック”型のオリジナルUSBメモリも同梱。メモリ内には映画の名場面データをプリインストールしている。

　さらに特典映像として、メイキングや冲方丁ロングインタビュー、PVやCMなども収録する。

　DVD版には20ページのブックレットを同梱。特典映像はPVとCMのみとなる。

　冲方丁の小説を原作とした劇場用アニメで、冲方は映画の脚本も担当している。

　主人公・ルーン=バロットは、マルドゥック市で生きる未成年娼婦(ティーン・ハロット)。バロットは、“今”を自分の心の殻に閉じこもることでやりすごす術を身につけ、いつしかその卵の殻に閉じこもる日常を送るようになっていた。

　ある日、行き場を失くしていた彼女は、一人の野心家でありカジノ経営者であるシェルに拾われる。シェルはバロットに全てを与える。偽りの生、偽りの過去、そして偽りの今、まさに人一人の人格をも書き換える全てを。何故シェルが「私」に全てを与えたのかを知りたくなったバロットは、与えられた経歴をコンピュータで照会する。だが、その行為を知ったシェルは、バロットの乗った車を爆破する。

　シェルの裏の顔を追っていたマルドゥック・シティの事件担当官であるドクターとウフコックによって、バロットは全身の皮膚を強化繊維で再構成させることによって一命を留める。そして彼女は、緊急法令マルドゥック・スクランブル‐09により、法的に使用が禁止されている科学技術という、特別な力を手に入れ、シェルの犯罪を追う事になる……。

　監督は工藤進。声の出演は林原めぐみ、八嶋智人、東地宏樹、中井和哉、磯部勉ほか。