ヒビノ、59,850円のJBLプロ向けモニタースピーカー

-バイアンプ内蔵、上位機の「LSR」理論を導入


LSR2325P

 ヒビノは「JBL PROFESSIONAL」ブランドのアクティブモニタースピーカー「LSR2325P」を5月30日に発売する。価格はペアで59,850円。

 2ウェイ/バイアンプ内蔵のスタジオモニタースピーカー。エントリーモデルながら、上位機と同様にJBL PROFESSIONAL独自の「LSR」(Linear Spatial Reference)理論を導入。スピーカーを取り囲む球面上の70の測定ポイントと1,200を超えるデータを元に設計されており、リスナーが実際に聴き取る音を音響心理学を応用して計算、ミックスポジションにおける正確な音像定位と忠実な音質で、精度の高いモニタリングを可能にするという。アンプ出力は低域用が55W/高域用が35W。

 高感度のトランスデューサーと高効率な熱冷却システムにより、最大ピーク音圧レベル118dB SPL(ペア)を実現。また、低域の再生帯域を広げるため、新開発の高磁束モーターをトランスデューサーに採用。再生周波数帯域を43Hz~20kHzとした。ウーファは132mm径で、チューニングされたポートとの連動により、深みのある正確な低域を再生。ツイータはネオジウム磁石搭載で25mm径。楕円形の開口部を持つEOS(Elliptical Oblate Sphroidal)ウェーブガイドにより、滑らかな周波数特性を獲得したという。

 音声入力はバランス(XLR)と標準フォン(TRS)、アンバランス(RCA)を搭載。インピーダンスは低域が4Ω、高域が8Ω。クリック式の回転型レベルコントローラや、高域/低域用のトリムコントロールも装備。底面にネオプレンのゴムパッドを採用し、音響的なアイソレーションと設置安定性を向上させている。外形寸法は188×245×300mm(幅×奥行き×高さ)、重量は7.7kg。



(2011年 5月 20日)

[AV Watch編集部 中林暁]