オンキヨー、TV番組に応じて自動設定する2.1chシアター

-スピーカーを強化、実売4万円。5.1chへの拡張も


HTX-25HDX

 オンキヨーは、2.1chスピーカーのシアターシステム「HTX-25HDX」を8月13日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は4万円前後。

 5.1chアンプや音声デコーダを内蔵したサブウーファと、フロントスピーカーのセット。別売のセンタースピーカーとリアスピーカーを追加することで、5.1chに拡張できる。推奨スピーカーは、センターが「D-058C(H)」(オープンプライス/実売8,500円前後)、リアが「D-058M(H)」(同8,500円前後/ペア)。

 従来モデル「HTX-22HDX」からの主な変更点はフロントスピーカーのブラッシュアップで、ユニットが従来のシングルから2ウェイ構成になった。また、HDMIはCEC/ARCに対応するほか、新たにテレビ番組のジャンルに応じてリスニングモードを変更する機能を搭載した。


設置イメージ

 Blu-ray DiscビデオのドルビーTrueHDやDTS-HD Master Audioなどのデコードに対応。バーチャルサラウンド機能「Theater-Dimentional」も搭載する。

 新たに対応したHDMIのコンテントタイプ連動機能により、テレビのEPGから取得した番組ジャンル情報に応じて、リスニングモードを自動で変更できるようになった。なお、自動変更が利用できるのは東芝のレグザリンク対応テレビの一部、日立Woooリンク対応テレビの一部。手動での変更も行なえる。テレビ画面で設定が行なえるオーバーレイOSD画面も採用している。

 アンプ部の最大出力は30W×5ch(6Ω)+60W(3Ω)。スピーカー駆動力を高めるための大型電源コンデンサや、グランド電位の安定化を図る極太の銅バスプレート、デジタル機器のノイズを抑えるVLSC回路も採用する。

 フロントスピーカーのウーファは8cm径で、単品スピーカーで開発された「A-OMFモノコック」振動板を採用。クリアで量感のある中低音再生を追求した。ツイータは2cm径のバランスドーム型。

 サブウーファは16cm径のコーンを搭載。エンクロージャ内の空気振動エネルギーを放出するダクトを左右に設け、効率的な放出を図る「サイドスリットダクト構造」を採用する。

 HDMIは入力3系統、出力1系統。ARCや3D映像伝送にも対応する。RI端子も備え、対応機器との連動も可能となっている。そのほかの音声入力は光デジタル×2、同軸デジタル×1、アナログ×2。

 外形寸法/重量はサブウーファ部が217×310×337mm(幅×奥行き×高さ)/9.5kg、フロントスピーカーが101×113×175mm(同)/1kg。スピーカーケーブル(3.5m×2本)やリモコンなどが付属する。


フロントスピーカーのユニットサブウーファ部サブウーファの背面付属リモコン


(2011年 7月 13日)

[AV Watch編集部 中林暁]