テレビ朝日、'12年4月よりCS放送を2チャンネル体制に
-「朝日ニュースター」運営会社からCS事業を承継
テレビ朝日は29日、24時間ニュースチャンネルの「朝日ニュースター」を運営する株式会社衛星チャンネルから、CS放送事業を譲り受けることで大筋合意したと発表した。テレビ朝日のCS放送は、2012年4月1日より2チャンネル体制となる予定。
テレビ朝日は2月に、経営計画として「デジタル5ビジョン<経営計画2011-2013>」を策定。その中で、地上波テレビ放送が中心となってBS/CS放送などの放送メディアやその他のメディアと連携、コンテンツ展開する方針を表明している。
これを受け、衛星チャンネルが行なうCS放送事業をテレビ朝日の放送事業の一部として組み入れ、「テレビ朝日が2チャンネルのCS放送を運営することが最適な選択肢」と判断した。
衛星チャンネルは1989年10月より放送を開始。視聴契約世帯は約570万世帯。テレビ朝日が承継し運営に当たることで、有料放送市場での競争力強化とテレビ朝日グループ内でのコンテンツ価値最大化を図るとしている。従来の「テレ朝チャンネル」とのCS 2チャンネル運用により、両チャンネルの視聴契約の獲得を狙うとともに、業務効率化にも取り組む。
(2011年 7月 29日)
[AV Watch編集部 中林暁]