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NHK、1971年の紅白歌合戦をまるごと再放送。4K同等品質にリマスタ

NHKプレスリリースより
(C)NHK

NHKは、放送100年プロジェクトの一環として、1971年に放送された「第22回NHK紅白歌合戦」を2日連続でまるごと再放送する。NHK総合で、前編が12月14日16時30分から、後編が12月15日16時30分から。

1951年に、正月のラジオ番組として放送された「NHK紅白歌合戦」。テレビの本放送が始まった1953年には大みそかのテレビ番組としてスタートし、日本の大みそかの風物詩となった。

今回再放送するのは、1971年放送の「第22回」。1973年にNHKホールが完成するまで、第1回~第23回の紅白は外部の劇場からの生放送で制作していたが、当時は録画技術の黎明期であったため、NHKに保存されていない映像も多く、保存されていたとしても映像に傷や乱れがある状態だった。再放送にあたり、ビデオレストア技術を活用し映像の乱れ等を修復。「4K同等のクオリティーに再生」するという。

翌年に札幌でのオリンピックを控えた1971年の紅白には、尾崎紀世彦「また逢う日まで」、五木ひろし「よこはま・たそがれ」、小柳ルミ子「わたしの城下町」、堺正章「さらば恋人」など、今も愛される名曲が数多く披露された。

NHKは「高い技術力によって修復され、出場選手の意気込みや観客の熱気がこれまで以上に伝わるようになった映像をお楽しみください」としている。