CAVジャパン、独CANTON製スピーカーをグレードアップ

-最上位「VENTO」5機種のユニットを強化


左からVENTO890.2-BH、VENTO880.2-BH、VENTO870.2-BH、VENTO856.2-BH、VENTO830.2-BH

 CAVジャパンは、ドイツのメーカーCANTONの最上位スピーカー「VENTO」5機種をグレードアップ。ユニットの設計などを見直した新モデルとして、11月上旬に発売する。従来モデルの型番に「.2」が追加され、価格は下表の通り。いずれのモデルも若干の値上がりとなる。


製品型番仕様従来モデルの価格新モデルの価格
VENTOシリーズ
フロア型VENTO890.2-BH3ウェイ4スピーカー217,800円(1台)238,350円(1台)
VENTO880.2-BH3ウェイ4スピーカー181,800円(1台)194,250円(1台)
VENTO870.2-BH2.5ウェイ3スピーカー170,000円(1台)172,200円(1台)
ブックシェルフVENTO830.2-BH2ウェイ2スピーカー191,600円(ペア)195,300円(ペア)
センターVENTO856.2-BH2.5ウェイ3スピーカー130,800円(1台)131,250円(1台)

 なお、10月21日~23日にかけて、東京・秋葉原で開催される「オーディオ&ホームシアター展TOKYO」のCAVジャパン試聴ルームにて、試聴会も開催する。詳細はCAVジャパンのWebページにて。

 いずれのモデルも、ミッドレンジとウーファ用のユニット設計を見なおし、余分な可動域を増加させるなどして、「タイトでパワー感のある中低域の再生を可能にした」という。

 さらに、ツイータの素材に、セラミックとアルミの混合素材を使用。剛性に優れ、歪の発生が少なく、高効率でより指向性の広いサウンドウェーブに変換できるようになったという。

 また、サランネットの取り付けも、従来のはめ込み式からマグネット式に変更している。

 その他の仕様は従来モデルと同じ。ピアノブラックの光沢キャビネットを採用しており、フロア型の上位3機種は、設置場所の自由度を上げるために低音用バッフルをスピーカー底部に配置。グリルはブラックで、布製となる。

型番VENTO890.2-BHVENTO880.2-BHVENTO870.2-BHVENTO830.2-BHVENTO856.2-BH
型式フロア型
3ウェイ
4スピーカー
フロア型
3ウェイ
4スピーカー
フロア型
2.5ウェイ
3スピーカー
ブックシェルフ
2ウェイ
2スピーカー
センター
2.5ウェイ
3スピーカー
ツイータ25mm径×1
ミッドレンジ180mm径×1160mm径×1160mm径×116mm径×1
ウーファ200mm径×2160mm径×2160mm径×1160mm径×1
再生周波数帯域20Hz~40kHz23Hz~40kHz27Hz~40kHz32Hz~40kHz
クロスオーバー
周波数
250Hz、3kHz300Hz、3kHz3kHz350Hz、3kHz
出力音圧レベル88.5dB87.5dB88dB87dB87.5dB
定格入力/最大入力180W/340W140W/250W120W/200W80W/150W85W/140W
インピーダンス
外形寸法
(幅×奥行き×高さ)
250×350×1,12mm195×280×99mm195×315×99mm220×310×36mm500×360×17mm
重量28.6kg23kg23kg8.7kg10.5kg


(2011年 10月 18日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]