ドコモ、防水/ワンセグ搭載など「Xperia」2モデル

-「acro HD」と「NX」。ソニエリは米国でLTE端末


Xperia NX SO-02D(Black)Xperia acro HD SO-03D(Aqua)

 NTTドコモは10日、ソニー・エリクソン製のAndroidスマートフォン2モデルを発表。「Xperia NX SO-02D」を2月に、「Xperia acro HD SO-03D」を3月に発売する。予約開始日については改めて告知するという。

 いずれも4.3型/1,280×720ドット液晶を搭載し、OSはAndroid 2.3。Xperia NXは、デザインのアクセントとして透明素材の「Floating Prism」を採用したことなどが特徴。Xperia acro HDは防水仕様で、ワンセグやおサイフケータイ、赤外線通信にも対応する。両機種ともWi-Fiテザリングに対応する(最大8台)。なお、LTE高速通信の「Xi」には対応しない。

 また、2012 International CESのプレスカンファレンスにおいて、ソニー・エリクソンはLTE高速通信対応の「Xperia ion」と、NXTシリーズの「Xperia S」を発表。ionは米AT&Tから2012年第2四半期に、Sはグローバルで2012年第1四半期に発売される。


CESで発表されたLTE対応の「Xperia ion」同じくCES発表のNXTシリーズ「Xperia S」


■ Xperia NX SO-02D

Xperia NXのWhiteWhiteの背面

 「NEXT series」の製品で、「グローバルフラッグシップモデル」と位置付けられている。デザインのアクセントとして透明素材の「Floating Prism」を採用。白色LEDでアイコンを浮かび上がらせるという。カラーはBlack、Whiteの2色。

 液晶ディスプレイにClear Black Panelを採用し、光の乱反射と拡散を低減。外の光の下でも明るく見やすいという。コントラスト向上技術と輪郭強調技術を組み合わせたモバイルブラビアエンジンと、NTSC比100%の色再現性を持つビビッドLCDにより高画質化を図っている。

 カメラは1,210万画素の裏面照射型CMOS「Exmor R for mobile」を搭載。開放F値はF2.4。スリープ状態からキーロックを解除せずにカメラキー長押しでカメラ起動/撮影までを約1.5秒、撮影間隔は約0.5秒で行なえる。動画はフルHD記録に対応し、別売HDMIケーブルでテレビに出力できる。

Blackの背面

 ソニー・エリクソン独自のミュージックプレーヤーも機能強化され、音質をマニュアルで調整できるイコライザや、ソニーのクリアオーディオ技術、xLoudを搭載。イヤフォン/スピーカーどちらでも迫力ある再生が楽しめるという。また、映像/音楽のDRM「PlayReady」もサポートし、対応する配信サービスなどが利用可能。

 CPUは1.5GHz/デュアルコアの「MSM8260」。内蔵のフラッシュメモリは32GBで、外部メモリはmicroSD/SDHCカード(最大32GB)。外形寸法は128×64×10.6mm(縦×横×厚さ)、重量は約144g。



■ Xperia acro HD SO-03D

 「with series」の新モデルとなるXperia acro HDは、Xperia初というIPX5/8の防水仕様。ワンセグやおサイフケータイ、赤外線通信機能も搭載。モバイルブラビアエンジンとビビッドLCDで高画質化している。カラーはAqua、Black、Sakura、Ceramicの4色を用意。

Xperia acro HDのBlackAquaの背面

 カメラは1,210万画素の裏面照射型CMOS「Exmor R for mobile」で、高速起動や高速撮影間隔を実現。動画はフルHD記録に対応。HDMI出力も備える。

 Xperia NXと同様にソニー・エリクソン独自のミュージックプレーヤーを搭載。イコライザや、ソニーのクリアオーディオ技術、xLoudを採用している。PlayReadyにも対応する。

 CPUは1.5GHz/デュアルコアの「MSM8260」。外部メモリはmicroSD/SDHCカード(最大32GB)。外形寸法は約126×66×11.9mm(縦×横×厚さ)、重量は約149g。



(2012年 1月 10日)

[AV Watch編集部 中林暁]