BD機器の年間累計出荷が過去最高に
-JEITA発表。TVは2割減、ラジオは5割増
民生機器国内出荷実績推移(金額) 出典:電子情報技術産業協会電子統計委員会 |
電子情報技術産業協会(JEITA)は24日、2011年12月における民生用電子機器の国内出荷実績を発表した。民生機器の出荷金額は前年同月比49.5%の2,539億円で、5カ月連続のマイナスだった。
映像機器の12月国内出荷金額は、前年同月比40.8%の1,798億円で5カ月連続のマイナス、音声関連機器は同93.6%の229億円で12カ月連続のマイナス。一方、カーAVC機器は同109.0%の513億円で、3カ月ぶりのプラスに転じた。
また、2011年計では民生機器全体が前年比72.2%の2兆8,173億円。映像機器は同68.6%の2兆823億円、音声機器は同87.5%の1,521億円で、共に前年を大きく割り込んだ。カーAVC機器も同85.9%の5,829億円と前年割れしている。
12月の薄型テレビの出荷台数は、前年同月比41.3%の160万台。2011年合計は、過去最高の実績だった'10年に次ぐ1,982万9,000台(前年比78.7%)となった。このうち3D対応は23万4,000台、インターネット動画対応は96万1,000台(同38.9%)だった。サイズ別では、29型以下が同43.8%の52万4,000台、30~36型が同43.2%の61万9,000台、37型以上が同36.7%の45万8,000台で、構成比は順に32.7%、38.7%、28.6%。
BDレコーダ/プレーヤーの出荷台数は、前年同月比77.7%の77万1,000台。2011年の累計出荷実績は過去最高の678万9,000台(同129.6%)だった。内訳は、BDレコーダが同76.4%の71万7,000台、BDプレーヤーが同101.4%の5万4,000台。3D対応は65万台で、BDレコーダ/プレーヤーの84.4%を占める。DVDビデオは同43.3%の12万2,000台。内訳は、DVD録再機が2万6,000台(同19.5%)、DVD再生機が9万5,000台(同64.8%)。
ビデオカメラは前年同月比70.1%の13万5,000台で、2カ月連続のマイナス、ステレオセットは同84.5%の9万9,000台で3カ月連続マイナス。スピーカーシステムも同76.0%の5万8,000台と6カ月連続でマイナスだった。カーナビは前年同月比124.9%の46万2,000台で、3カ月連続のプラス。東日本大震災発生の3月以降右肩上がりで成長を続けているラジオ受信機は、17万1,000台(同134.8%)で10カ月連続のプラス。年間累計出荷実績は5割増の224万5,000台(150.6%)となった。
(2012年 1月 25日)
[AV Watch編集部 庄司亮一]