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JBL「BAR 1000/800」進化。ワイヤレスリアだけで2ch再生可能に、Qobuzにも対応
2024年11月26日 07:00
ハーマンインターナショナルは、JBLブランドのリアスピーカーを分離できるサウンドバー「BAR 1000」と「BAR 800」に、分離したリアスピーカーを“手元スピーカー”として使えるようにする「ナイトリスニング」機能や、アンビエントサウンド機能を追加するファームウェアアップデートを11月末から順次無償で行なう。バージョンは「v24.41.41.80.00」。さらに、音楽配信サービスのQobuzにネイティブ対応する。
ナイトリスニング機能
BAR 1000/800は、サウンドバーにバッテリー内蔵のリアスピーカーがセットになっているのが特徴で、映画をリアルなサラウンドで体験したい時は、サウンドバー両端にドッキングしているリアスピーカーを取り外し、それをユーザーの背後に設置して使用する。
ファームアップで追加される新機能「ナイトリスニング」は、このリアスピーカーだけをテレビの“手元スピーカー”として使えるようになるモード。
アプリからナイトリスニングモードをONにすると、サウンドバー本体とサブウーファーはミュート状態になり、分離したリアスピーカーからステレオの音声が流れる。そのため、サラウンド時はユーザーの背後に設置していたリアスピーカーを、ユーザーの前に設置して使用する。
この機能を使うことで、テレビの音声を眼の前のワイヤレスリアスピーカーから聴けるため、音量を上げなくてもコンテンツが楽しめ、寝ている家族などに迷惑をかけずにテレビが楽しめるモードとなる。
バッテリー内蔵でどこにでも設置できるワイヤレスリアスピーカーの特徴を活かし、眼の前にあるテーブルに設置して聞いてみたが、本当にリアスピーカーをシンプルな2chスピーカーとして使える。
リアスピーカーを離して設置すれば、広がりのあるステレオ感もしっかり味わえる。一体型筐体が多い一般的な手元スピーカーと比べ、よりリッチなサウンドが楽しめるのが特徴と言えるだろう。
夜の利用だけでなく、高齢者の聴力低下補助や、テレビから少し離れたキッチンで料理をしながらテレビを楽しむ時などの利用も想定されているそうだ。
アンビエントサウンド
JBLのイヤフォンなどにも採用されているのが自然な環境音を再生するアンビエントサウンド。これが、サウンドバーのBAR 1000/800で、サラウンドで利用できるようになる。
アプリやリモコンから呼び出すことができ、フォレスト、レイン、オーシャン、シティーウォークの4つが選べる。
実際に試してみると、リアルなサラウンド再生が可能なBAR 1000の特徴を活かし、森の木のざわめきや、鳥の声などに包まれたり、雨の音が周囲に満ちたりと、臨場感のある環境音が楽しめる。都会の雑踏もリアルで、例えば、家でこれを再生しながら誰かに電話をしたら、「外から電話しているんだな」と思われるだろう。
使い勝手も進化
それ以外にも進化点がある。アプリから音質調整用のイコライザーが利用できたが、その調整が従来の3バンドから7バンドへ拡張。より細かな調整が可能になる。
さらに、リアスピーカーに内蔵しているバッテリーの残量がアプリから確認できるようになった。
また、放送波の「多言語放送」に対応。主音声、副音声、主+副がリモコンから選択できるようになっている。
Qobuzにネイティブ対応
Qobuzにネイティブ対応。JBL ONEアプリからシームレスにQobuzの曲を選べ、再生中の曲も確認可能。アルバム・ジャケットもグラフィカルに表示し、ハイレゾ曲もわかりやすく表示される。
検索にも対応。最大192kHz/24bitのハイレゾ音源の再生に対応する。