ソニー、4K CineAltaカメラの記録方式をオープン化

CineAlta F65

　ソニーは、4K撮影対応のCineAltaカメラ「F65」の記録フォーマット「SRMASTERフォーマット(F65 RAWファイル及び、2K/HD MPEG4 SStP(Simple Studio Profile)」をオープンプラットフォームな技術方式とする。

　2011年秋以来、映像制作機器メーカー各社へ技術仕様の公開や開発支援を通じて幅広く提案しており、撮影から編集、カラーグレーディングまでのワークフローの効率化、高画質化の加速を目指すという。

　昨秋からの活動の結果、ASSIMILATE、Blackmagic Design、Colorfront、FilmLight、MTI、YoYottaの6社の製品でSRMASTERフォーマットへの対応が完了。オン・セット・デイリーズ(撮影現場での映像確認機器やシステム)やカラーグレーディング、コンポジット(編集工程での色調整やVFXとの合成)など編集領域においても4Kコンテンツが扱える環境が整ったという。

　また、製造製作現場においては、Colorworks、Company 3、DigitalFilm Tree、EFILM、Encore Hollywood/Level 3 Post、FotoKem、Hollywood DI、Light Iron、
Modern VideoFilm、Technicolorの大手プロダクション10社がSRMASTERフォーマットに対応。各社でF65撮影プロジェクトのサポート環境が整いつつあるという。