Samsung、新スマートフォン「GALAXY S III」発表

-自動画質調整や音声操作も


GALAXY S III

 Samsungは3日(英国時間)、スマートフォン「GALAXY Sシリーズ」の新モデル「GALAXY S III」を発表した。5月下旬より欧州で販売開始し、その後順次各国で発売される。カラーはPebble BlueとMarble Whiteの2色。

 ディスプレイは4.8型/1,280×720ドットの有機ELで、OSはAndroid 4.0。内蔵メモリは16GBと32GBで、64GBモデルも後日発売予定。microSDカードによるメモリ拡張にも対応する。

 800万画素の裏面照射型CMOS搭載カメラと、190万画素のフロントカメラも搭載する。フルHDの動画撮影に対応。MPEG-4、MPEG-4 AVC/H.264、H.263、DivX、VC-1、VP8などの動画再生や、MP3、AMR-NB/WB、AAC/AAC+/eAAC+、WMA、OGG、FLAC、AC-3、apt-Xなどの音楽再生に対応する。


Pebble BlueMarble WhiteGALAXY S III
カメラ部フルHD撮影に対応

 通信方式は、GSM、HSPA+と、地域によってLTE(4G)にも対応。IEEE 802.11b/g/n無線LANや、Bluetooth 4.0(LE)、NFCやGPSも搭載する。外形寸法は136.6×70.6×8.6mm、重量は133g。バッテリ容量は2,100mAh。

 GALAXY S IIIの特徴は、ユーザーとデバイスの自然な連携動作。「Smart stay」と呼ぶ新機能は、インカメラを用いて、ユーザーの目の動きからディスプレイの明るさを最適な状態に自動調整するもの。電子書籍やWebなど見ているコンテンツに応じて画質を調整する。


S Voice

 「S Voice」と呼ぶ音声認識/コントロール機能も搭載。音楽プレーヤーの再生操作やアラームクロック、検索、ボリューム操作、テキストメッセージなどを音声だけでコントロールできるとする。

 また、NFCを使った機能として「S Beam」を搭載。NFCで互いの端末のWi-Fi接続を確立し、高速にファイル転送するというもので、1GBの動画データを3分以内で転送できるという。無線LANを使ってGALAXY内の動画ファイルをテレビなどに転送できる「AllShare Cast」にも対応する。


S Beam利用イメージAllShare Cast

(2012年 5月 4日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]