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キヤノン、動画AFも強化した一眼レフ「EOS Kiss X6i」

−高速AF/タッチパネル液晶採用。ボディ実売9万円


EOS Kiss X6i(EF-S 18-55mm F3.5-5.6 IS II装着時)

 キヤノンは、フルHD動画も撮影可能なデジタル一眼レフカメラ「EOS Kiss X6i」を6月下旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格はボディ単体が9万円前後。

 レンズキットも3モデル用意。店頭予想価格は、「EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS II レンズキット」が10万円前後、「EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS II EF-S55-250mm F4-5.6 IS II ダブルズームキット」は13万円前後、動画向けに静音で動作するレンズをセットにした「EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS STM レンズキット」も13万円前後。なお、従来モデルのEOS Kiss X5も併売される。

 AF機能が大幅に強化され、EOSシリーズ初となるハイブリッドCMOS AFや動画サーボAFを搭載。タッチパネルも採用した。型番の「i」は、IntegrateとIntelligentを意味している。

 Kissシリーズ初となるDIGIC 5や、1,800万画素 APS-C CMOSセンサーを搭載。常用ISO 100〜12800(拡張時25600、動画は常用6400まで)、最高約5コマ/秒の高速連写なども特徴としている。動画撮影はフルHD対応の「EOSムービー」に対応。記録メディアはSD/SDHC/SDXCカードを使用する。

 ハイブリッドCMOS AFは、CMOSセンサー内に位相差AF用の画素を備え、コントラストAFとの併用でフォーカスを高速化させる機能。適用エリア内で、ライブビュー撮影や動画撮影時に素早くフォーカスが合うという。また、動画サーボAFにも対応したことで、動く被写体にもスムーズにフォーカスを合わせ続けることが可能になった。

 液晶モニタは3型/104万画素のバリアングルタイプで、新たに静電容量式のマルチタッチに対応。撮影時にはタッチAF/タッチシャッターや顔選択、再生時にはピンチイン/アウトによる拡大縮小などが行なえる。

ボディ タッチ操作対応のバリアングル液晶を装備 天面

 映像エンジンは、Kiss X5のDIGIC 4から、DIGIC 5に強化。1,800万画素/APS-Cサイズ相当(約22.3×14.9mm)の低ノイズCMOSセンサーとの組み合わせで、精細かつ自然な高画質を実現している。連写はX5の3.7コマ/秒から、5コマ/秒に向上している。

 動画撮影は最高1,920×1,080ドットに対応。フォーマットはMOVで、コーデックはMPEG-4 AVC/H.264、音声はリニアPCM。フルHD撮影時のフレームレートは30p/25p/24pに対応する。また、1,280×720ドット時は60p/50p、640×480ドット時は30p/25pに設定できる。静止画撮影はJPEG/RAW対応。内蔵マイクはステレオに強化。録音レベルはマニュアルの64段階調整や、ウィンドカットに対応。大きな音の音割れを防ぐアッテネータも搭載した。

 数秒の短いムービーをつなぎ合わせてショートムービーを作ることも可能で、新たに、作成したムービー内のスナップの順序の入れ替えや削除などの簡易編集も行なえるようになった。BGMを付けて再生することもできる。

 その他、静止画撮影の新機能として、1回のレリーズで4枚を連続撮影/合成することでブレを軽減できる手持ち夜景や、逆光時の白トビ/黒つぶれを抑える3枚合成のHDR逆光補正などが利用可能。高感度撮影時にもノイズを抑える4枚合成のマルチショットノイズ低減機能も搭載した。「クリエイティブフィルター」には、新たに油彩風と水彩風の2つが追加され、計7種類となっている。

 バッテリは「LP-E8」を使用し、静止画の撮影可能枚数(常温)は約440枚。動画撮影(常温)は約1時間40分。外形寸法は約133.1×78.8×99.8mm(幅×奥行き×高さ)、本体のみの重量は約520g。



(2012年 6月 8日)

[ AV Watch編集部 中林暁]