ソフトバンク、「102SH/102SH II」をAndroid 4.0にアップデート

-MediaJetや連写に対応。タッチ操作性の向上も


AQUOS PHONE 102SH

 ソフトバンクモバイルは、2012年夏以降に予定していた、Androidスマートフォン「AQUOS PHONE 102SH」と「AQUOS PHONE 102SH II」のAndroid 4.0へのアップデートを、9月6日より開始すると発表した。

 アップデートにより、Androidのバージョンはどちらも従来の2.3から4.0.4になる。主な更新内容は共通で、シャープのオリジナルホーム画面「Feel UX」に新しいロックスクリーン「ウェルカムシート」を搭載。新着メールや電話の不在着信のほか、時刻や天気、株価といった最新情報のチェックが行なえる。また音楽再生時はプレイヤーの操作画面が表示され、音楽再生の基本的な操作も可能。カメラ・電話・メールの起動のほか、壁紙ギャラリーとして利用することもできる。

 イコライザーによるサウンド効果調整や、本体の充電開始に合わせて音楽や動画/静止画を自動的にシンクロする「MediaJet」機能にも対応。カメラ機能では、連撮モードや微速度撮影機能を追加。動画撮影中に静止画を撮影することも可能となる。撮影した被写体の顔を認識し、アルバムに自動振り分けする「おまかせ振り分け」にも対応する。

 そのほか、シャープ独自のタッチ操作チューニング技術により、反応性とスクロール機能を調整。「画面が指に吸いつくような操作感と流れるような動きで、快適でストレスのない使い心地を実現した」としている。また、顔認証によるロック解除や、テキストコピー、クイック返信などの機能も搭載する。

AQUOS PHONE 102SH II

 アップデート作業も102SH/102SH II共に共通。本体メモリとmicroSDカードを使用し、本体に約20MB、microSDカードに約500MBの空き容量が必要。端末から無線LANに接続して行なう方法と、パソコンと接続して更新する方法があり、いずれも更新にかかる時間は約15分程度。アップデートを行なうと元のバージョンには戻せない。また、Android OSのバージョンが変更されることで、それまでインストールしていたアプリが正常に動作しない場合があるとしている。

 「AQUOS PHONE 102SH/102SH II」は3D対応の4.5型/1,280×720ドット液晶を採用した、シャープ製スマートフォン。どちらも下り最大21Mbpsの「HSPA+」をサポートする「ULTRA SPEED」に対応しており、102SH IIはソフトバンクの900MHz帯サービス「プラチナバンド」にも対応する。

 そのほかの仕様は共通。「AQUOSスマートファミリンク」対応モデルで、DLNA/DTCP-IPにも対応。カメラは1,210万画素裏面照射型CMOSで、光学手ブレ補正も備え、フルHD動画撮影が可能。ワンセグ/おサイフケータイ/赤外線通信の各機能に対応し、IPX5/7相当の防水性能、IPX5相当の防塵性能も実現している。


(2012年 9月 6日)

[AV Watch編集部 庄司亮一]