GEANEE、YASHICAブランドのフルHDビデオカメラ2機種

-光学5倍/実売14,800円のモデルと赤外線搭載モデル


HVC-500Z

 GEANEEは14日、香港の捷訊電器国際から、日本市場における「YASHICA」ブランドの独占使用権についてライセンス供与を受けたと発表。YASHICAブランドのデジタル機器第一弾として、フルハイビジョンビデオカメラ2機種を9月21日より順次発売する。

 光学5倍ズーム搭載の「HVC-500Z」(シルバー)を9月21日に、赤外線ナイトモード搭載の「HVC-501R」(ブラック)を9月28日に発売。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は「HVC-500Z」が14,800円前後、「HVC-501R」が12,800円前後。

 いずれも、1/3.2型、有効503万画素のCMOSセンサーを搭載するデジタルビデオカメラ。最高1,920×1,080ドット/30fpsで撮影できる。


HVC-501R

 両機種の主な違いは、「HVC-500Z」は光学5倍ズームを搭載するが、「HVC-501R」はデジタルズームとなる点。また、「HVC-501R」のみ、暗所撮影用の赤外線LEDライト(有効範囲最大1.5m)や、を備える。

 動画の記録解像度は、前述のフルHD以外に1,280×720ドット/60fps、1,280×720ドット/30fps、848×480ドット/60fpsのモードを用意。「HVC-500Z」は432×240ドット/120fpsのハイスピード撮影にも対応。HVC-501Rは、車載モードや動き検出、事前録画、微速度撮影機能も備える。動画の形式はMPEG-4 AVC/H.264(AVI)。静止画の最大記録解像度(画素補間時)は、HVC-500Zが4,608×3,456ドット、HVC-501Rが4,616×3,462ドット。フォーマットはJPEG。

 動画のズーム機能は、HVC-500Zが光学5倍とデジタルズーム10倍(フルHD動画はデジタル5倍まで)、HVC-501Rがデジタル8倍とアドバンストズーム2倍(フルHDはデジタル8倍まで)。レンズのF値と35mm換算の焦点距離は、HVC-500ZがF2.8~4.8、38~190mmで、HVC-501RはF3.2、43mm。

 いずれもSD/SDHCカードとmicroSD/SDHCカードのデュアルスロットを備え、最大32GBのカードに記録可能。128MBフラッシュメモリも内蔵する。液晶モニタは3型/960×240ドットで、タッチパネル対応。HDMI出力も備える。

 電源はリチウムイオン充電池で、動画の連続撮影時間はHVC-500Zが約100分、HVC-501Rが約60分。外形寸法と重量(バッテリ除く)は、HVC-500Zが約41.7×120×60.2mm(幅×奥行き×高さ)、約190g。HVC-501Rが約42.5×120×60mm(同)、約230g。AVケーブルやポーチなどが付属する。

HVC-500Zの液晶モニタ側HVC-501Rの液晶モニタ側


(2012年 9月 14日)

[AV Watch編集部 中林暁]