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ニコン、フルHD動画対応デジタル一眼「Nikon 1 J3」
AF追従の高速連写/小型ボディ。新シリーズ「S1」も
（2013/1/8 14:40）
ニコンは、レンズ交換式デジタルカメラ「Nikon 1」Jシリーズの新モデル「Nikon 1 J3」を2月に発売する。価格はオープンプライスで、ボディ単体の店頭予想価格は7万円前後。
また、新シリーズとなる「Nikon 1 S1」も同じく2月に発売。価格はオープンプライスで、ボディ単体の店頭予想価格は55,000円前後。
レンズキットも2月に発売。J3に「1 NIKKOR VR 10-30mm F3.5-5.6」が付属する標準ズームキットはオープンプライス/店頭予想価格8万円前後、「1 NIKKOR VR 10-100mm F4-5.6」が付属する小型10倍ズームキットが同10万円前後。カラーはレッド、ホワイト、ブラック、シルバー、ベージュの5色だが、ボディ単体はホワイトとブラックのみ。
S1のレンズキットは、「1 NIKKOR VR 10-30mm F3.5-5.6」が付属する標準ズームキットがオープンプライス/店頭予想価格65,000円前後。「1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6」と「1 NIKKOR VR 30-110mm f/3.8-5.6」の2本が付属するダブルズームキットが同8万円前後。カラーは、ピンク、ホワイト、ブラック、カーキ、レッドの5色で、ボディ単体はホワイトとブラックのみ。
Nikon J3は、AF追従で世界最速とする約15コマ/秒の高速連写や、AF固定でフル解像度による約60コマ/秒での高速連写に対応。CXフォーマットサイズ以上のイメージセンサーを搭載するレンズ交換式デジカメで世界最小ボディとしている。前面に金属を使用したデザインで、高級感を持たせている。
Nikon 1 S1は、初めてレンズ交換式カメラを手にするユーザーに向けた新シリーズ。Nikon 1の高速性能などを備え、直感的で使いやすい操作性も実現したという。
いずれも、ニコンCXフォーマットの「スーパーハイスピードAF CMOSセンサー」を搭載。有効画素数はJ3が1,425万画素、S1が1,011万画素。73点の位相差AFと135点のコントラストAFを組み合わせ、高速AFを実現。感度はJ3がISO 160～6400、S1がISO 100～6400。
1,920×1,080ドットの60iまたは30pのフルHD動画撮影が可能。1,280×720ドットの60p/30pにも対応する。さらに、640×240ドット/400fps、または320×120ドット/1,200fpsのスローモーション動画撮影も行なえる。動画のフォーマットはMPEG-4 AVC/H.264(MOV形式)。音声は2ch記録で、ステレオマイクを内蔵する。
動画の露出モード(P、S、A、M)の設定が可能な「アドバンスト動画モード」も搭載。また、動画撮影中に高解像度の静止画も撮影可能。同時撮影時の静止画解像度は、J3が4,608×3,072ドット(3：2)、S1が3,840×2,160ドット(16：9)。
画像処理エンジン「EXPEED 3A」を搭載。シャッターボタンを押すだけで、静止画とその前後のわずかな時間をスローモーション動画として記録する「モーションスナップショット」や、シャッターボタンを全押しする前後の20枚(S1は15枚)を高速連写して、自動的に最高の一瞬だけをカメラが選ぶ「スマートフォトセレクター」などに必要な高速処理を実現している。
撮影した画像をスマートフォンなどに転送できる別売ワイヤレスモバイルアダプタ「WU-1b」にも対応。このアダプタを利用することで、スマホ画面上でライブビュー撮影画面を確認しながらのリモート撮影も行なえる。
記録メディアはSD/SDHC/SDXCカード。液晶モニタは3型で、解像度はJ3が92万画素、S1が46万画素。バッテリはEN-EL20を使用する。外形寸法と本体のみの重量は、J3が約101.0×28.8×60.5mm(幅×奥行き×高さ)、約201g。S1が約102.0×29.7×60.5mm(同)、約197g。
J3/S1対応のアクセサリとして、ウォータープルーフケース「WP-N2」も2月に77,700円で発売。J3/S1に装着して、水中で撮影が行なえる。対応レンズは1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6。