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ニコン初の4K動画撮影対応、裏面照射CMOS搭載ミラーレス「Nikon 1 J5」
(2015/4/2 18:07)
ニコンイメージングジャパンは、レンズ交換式カメラ「Nikon 1」Jシリーズの新モデルとして、4K動画撮影にも対応した「Nikon 1 J5」を4月下旬に発売する。価格はオープンプライスで、ボディの店頭予想価格は51,000円前後。カラーはシルバーとブラックを用意する。
レンズキットも用意。標準パワーズームレンズキット(1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 PD-ZOOM付き)は、実売5万6,000円前後。ダブルレンズキット(1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 PD-ZOOM、1 NIKKOR 18.5mm f/1.8付き)は6万8,000円前後、ダブルズームレンズキット(1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 PD-ZOOM、1 NIKKOR VR 30-110mm f/3.8-5.6付き)は7万4,000円前後。
ニコンCXフォーマットを採用、13.2×8.8mmのCMOSセンサーを搭載したデジタルカメラ。CMOSは、「Nikon 1」シリーズで初搭載となる裏面照射型。有効画素数は2,081万画素。
新画像処理エンジン「EXPEED 5A」により、ISO160~12800の感度域でノイズを抑えた高精細な撮影ができるという。高感度でのノイズを低減した。
黒つぶれや白とびを抑える「アクティブD-ライティング」も備え、逆光時など明暗差の大きいシーンでも美しい描写ができるとする。
ニコンのデジタルカメラとして初めて、4K動画の撮影に対応。3,840×2,160ドット/15fpsでの撮影が可能。1,920×1,080/60pや、1,280×720/60pなどの撮影もでき、1,280×720/120fps、800×296/400fps、400×144/1,200fpsのスローモーション撮影も可能。新たにタイムラプス撮影にも対応している。早送り動画、ジャンプカット動画、4秒動画などの機能も利用可能。
動画の圧縮方式はMPEG-4 AVC/H.264で、ファイル形式はMOV。最長記録時間は1080/30pで17分。音声記録方式はPCMで、ステレオマイクを内蔵。暗い場所や夜間での動画撮影時は、ノイズリダクションも利用可能。
シャッターボタンを押すと、カメラが静止画と4秒のスローモーションを記録。それらを組み合わせた、ユニークな映像を作成できる「モーションスナップショットモード」も用意。音声は「カメラ内蔵のBGM」、「環境音」(撮影時の音声)、「BGMなし」からセレクトできる。
カメラ内で4秒のスローモーション部分を連続再生する「スライドショー再生」も用意。ショートムービーのような映像をその場で楽しめる。静止画・動画管理ソフト「ViewNX-i」の動画編集機能ViewNX-Movie Editorを使うと、他の静止画や動画を組み合わせることやBGMを付けることも可能。
4秒間の短い動画を撮影し、Wi-Fi経由でスマートフォンなどに転送、SNSやメールに投稿するといった使い方もできる。
動画撮影用に電子式手ブレ補正(VR)機能を用意。動く被写体や長い焦点距離での撮影時に、三脚を使用しなくても手ブレを抑えて撮影できるという。さらに、光学手ブレ補正機能を搭載した1 NIKKORレンズを使う場合は、2つの手ブレ補正機能の相乗効果で、手ブレの影響をさらに軽減できるとする。
動画撮影中にシャッターボタンを押すと、動画を撮影したまま5,568×3,712ドットの静止画撮影が可能。音声や動画は途切れず、エレクトロニックシャッターによる撮影で静かなため、動画にシャッター音が入ることも無いという。
外形寸法は約98.3×31.5×59.7mm(幅×奥行き×高さ)、重量は本体のみが約231g、バッテリやmicroSDカードなどを含むと約265g。