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AF追従20コマ/秒連写やフルHD/SNS動画対応「Nikon 1 J4」

動画手ぶれ補正や早送り動画も

Nikon 1 J4(シルバー)

 ニコンは、レンズ交換式デジタルカメラ「Nikon 1 J4」を4月24日より発売する。価格はオープンプライスで、ボディ単体の直販価格は64,800円(税込)。「1 NIKKOR VR 10-30mm F3.5-5.6」(35mm換算焦点距離27~81mm)が付属する標準ズームキットが76,680円(税込)、標準ズームキットに「1 NIKKOR VR 10-100mm F4-5.6」も追加したダブルズームキットが94,500円(税込)。

 ボディカラーはシルバー、ホワイト、ブラック、オレンジの4色だが、ボディ単体販売はブラックのみ。また、オレンジは受注販売となる。

Nikon 1 J4(ホワイト)
Nikon 1 J4(ブラック)
Nikon 1 J4(オレンジ)
Nikon 1 J4 ダブルズームキット

 Nikon J4は、AF追従で世界最速とする約20コマ/秒の高速連写や、電子手ぶれ補正を使ったフルHD動画撮影などに対応したデジタルカメラ。記録メディアはmicroSD/SDHC/SDXCカード。無線LANを搭載し、スマートフォンとも連携できる。

 13.2×8.8mm/ニコンCXフォーマットの1,839万画素CMOSセンサーを搭載し、レンズはニコン1マウント。105点の位相差AFと171点のコントラストAFを組み合わせた「アドバンストハイブリッドAFシステム」を採用し、撮影画面を広範囲かつ高密度にカバーして高速なAFを実現する。新画像処理エンジン「EXPEED 4A」により、感度はISO 160~12800まで対応。新しいノイズリダクション機能では、ISO 6400(NR)、ISO 12800(NR)の高感度撮影の際に、精度の高い画像合成処理によって、低輝度でもノイズを抑えた画像を得ることができるとする。シャッターボタンを全押しする前後の20枚を高速連写し、お気に入りの画像を選んで保存できる「お気に入りフォト選択」を搭載する。

 1,920×1,080/60pのフルHD動画撮影に対応し、最大10分間の動画が撮影できる。1,920×1,080ドット/30pや、1,280×720ドットの60p/30pにも対応。ボディ内に電子手ブレ補正(VR)も装備。VRで補正できるのは1080/30p、720/30p動画撮影時のみ。映像コーデックはMPEG-4 AVC/H.264(MOV)で、音声は内蔵のステレオマイクまたは外部マイクで記録できる。

 動画の露出モード(P、S、A、M)の設定が可能な「アドバンスト動画モード」も搭載。また、動画撮影中の静止画撮影にも対応し、最大20コマ撮影できる「動画中おまかせスナップ」を搭載する。スローモーション動画にも対応し、1,280×720/120fpsや、1,768×288/400fps、416×144/1,200fps撮影に対応(再生はいずれも30p)。

 SNSに投稿しやすいという4秒間の動画撮影「4秒動画」(1,920×1,080/30p)も可能なほか、通常の動画を4倍速で撮影する「早送り動画」や、シーンを間引くことで芸術的な動画を撮影できるという「ジャンプカット」、動画撮影を中断することなく、カメラが自動で静止画を撮影する「動画中おまかせスナップ」の各機能も備える。

 IEEE 802.11b/g無線LANを搭載し、WPSによる簡単設定に対応する。撮影した画像をスマートフォンなどに転送できるほか、スマホ画面上でライブビュー撮影画面を確認しながらのリモート撮影が行なえる。液晶モニタは3型/104万画素。USBやHDMI出力も装備する。バッテリはEN-EL22を使用する。外形寸法と本体のみの重量は、約99.5×28.5×60mm(幅×奥行き×高さ)、約192g。

 また、ウォータープルーフケース「WP-N3」や、水中スピードライト「SB-N10」も発売。価格はWP-N3が74,000円(税別)、SB-N10が73,500円(税別)。

 WP-N3は、水深45mまで対応可能なウォータープルーフケース。対応レンズは1 NIKKOR VR 10-30mm F3.5-5.6、1 NIKKOR 11-27.5mm f/3.5-5.6。ズーム操作にも対応する。SB-N10はガイドナンバー28、耐水深度100mまで対応し、マニュアル発光も可能なスピードライト。

WP-N3
SB-N10

(臼田勤哉)