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コーニング、耐久性を高めた「Gorilla Glass 3」を開発
'13年半ばに採用端末が登場。「原子レベルから見直し」
(2013/1/9 13:51)
コーニングは7日(米国時間)、スマートフォン/タブレットなどのディスプレイに採用されているカバーガラスの第3世代モデル「Corning Gorilla Glass 3」を発表した。
2013年半ばには、同製品を搭載した新型デバイスが登場予定。なお、米国ラスベガスで開催中の2013 International CESにおいて、同社はCorning Gorilla Glass 3の性能を説明するライブデモンストレーションを行なっている。
高い耐傷性を特徴とするGorilla Glassの最新バージョン。新たに原子レベルから見直しを行ない、まったく新しい組成を用いたカバーガラスになったという。独自の「Native Damage Resistance」(NDR)性能を備え、化学強化プロセスを施す前の状態でも、深い傷やヒビへの耐久性が向上。耐擦傷性の改善だけでなく、傷がついても目立ちにくく、傷がついてからのガラス強度も向上したとしている。
コーニングのスペシャリティマテリアルズ シニアバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャー・ジェイムス R.スタイナー氏は、「ガラスの原子構造にまで目を向け、タッチ式電子デバイスに求められる薄さを維持しつつ、耐久性を大幅に向上させたガラスを開発する事に成功した。その結果、現在の電子デバイスを日々使用する中で生じる損傷に対し、より一層適した、よりタフさを増した、Gorilla Glass 3が生まれた」とコメントしている。
Gorilla Glassは、これまで主要ブランド30種類以上、975モデル以上のカバーガラスに採用されており、全世界で10億台以上のデバイスにGorilla Glassが搭載されているという。