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パナソニック、“みちびき”やワンセグ対応のPND

山間部やビル街のGPS受信改善した“ゴリラ”

CN-GP530D

 パナソニックは、ポータブルナビ「ゴリラ」シリーズの新モデルとして、GPSとジャイロに加え、準天頂衛星みちびきの情報を用いて現在地を測位する「CN-GP530D」を6月12日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は35,000円前後。カー用品ルートで販売する。

 GPSとジャイロに加え、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が実証実験を行なっている衛星測位システム「みちびき」に対応したポータブルナビ(PND)。GPS衛星からの信号受信性能が向上し、これまでPNDの弱点とされていた山間部やビル街でも、衛星からの電波を受信しやすいという。GPS、ジャイロ、みちびきの3つの情報を使うPNDはCN-GP530Dが初となる。

ハイウェイ入り口拡大図

 ディスプレイは5型/800×480ドットで、抵抗感圧型のタッチパネルを採用。16GBメモリを内蔵し、1,296エリアの詳細地図を含む2013年度版地図データを収録。迷いがちな交差点や高速道路出入り口、分岐点などをわかりやすく表示する。2013年3~4月に開通した圏央道「海老名IC~相模原愛川IC」、「茅ヶ崎JCT~寒川北IC」、「木更津東IC~東金JCT/IC」の道路情報も収録している。

 検索用データベースも強化。「ゴリラエンジン」により高速な検索やナビ動作の高速化を図っている。

 AV機能としてワンセグチューナを搭載。また、SDカードスロットも備えており、SDカードに保存したMP3、WMA音楽やMP4動画、JPEG画像などを再生できる。独自のアプリ「Gアプリ」にも対応し、SDカードに記録したアプリでゲームなどを楽しめる。同社では、計算機、スライドパズル、地下鉄路線図、ジオタグ変換アプリ、地点登録用KML変換、四字熟語パズル、道路標識クイズなどのアプリを用意している。

 外形寸法は128×86×17.9mm(縦×横×厚さ)。重量は約205g。シガーライターケーブルが付属し、車から給電できるほか、バッテリ駆動に対応。充電所要時間は約2時間20分で、連続使用時間は約2時間。設置用の吸盤スタンドなどが付属する。

(臼田勤哉)