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パナソニック、カメラ付きポータブルナビ「ゴリラEye」

風景や前方の交通情報をHD解像度で録画

CN-GP737VD

 パナソニックは、ポータブルカーナビゲーション「ゴリラ」の新モデル5製品を9月20日より順次発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は55,000~75,000円前後。

 上位モデルの「CN-GP737VD」は車両前方の交通状況や風景などを録画するドライブカメラ機能を搭載した新提案の「ゴリラEye」。全モデルで7型液晶とワンセグを搭載するほか、GPS、ジャイロ、準天頂衛星みちびきの3つの情報を利用して現在位置を測位する高精度測位方式「トリプル精度」を採用している。

ゴリラEyeゴリラ
品番CN-GP737VDCN-GP735VDCN-GP730DCN-SP735VLCN-SP730L
販路カー用品ルート家電ルート
発売日12月上旬9月20日9月20日
店頭予想価格75,000円
前後
65,000円
前後
55,000円
前後
65,000円
前後
55,000円
前後

ゴリラEye

CN-GP737VD。カメラを搭載

 7型/800×480ドット液晶を搭載したポータブルナビで、特徴はエンジン始動に連動し、車両前方の交通情報や車窓の風景の録画が可能な「ドライブカメラ」機能を搭載したこと。パナソニックでは、カメラ付きポータブルナビを「ゴリラEye(ゴリラアイ)」と命名し、カーナビゲーションの新たな利用シーンを提案していくという。

 ドライブカメラの撮像素子はC-MOSで、画質は高画質(1,280×720ドット/27.5fps)、標準画質(640×360ドット/13fps)から選択できる。記録ファイル形式はMPEG-4 AVC/H.264で、画角は水平131度、垂直81度。録画ファイルはmicroSDに記録する。8GBのmicroSDカードが付属し、高画質モードで約2時間、標準モードなら約14時間の録画が行なえる。

 録画した動画は、ナビの液晶画面で、撮影した場所の地図も同時に表示しながら確認できる。パソコンでも動画データの確認が可能。

 ワンセグチューナを搭載し、テレビ視聴に対応。ナビとしては、地図やルートを広くすっきり表示する「フルスクリーンマップ」を採用し、重要な地図情報だけを表示する。GPSとジャイロに加え、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が実証実験を行なっている衛星測位システム「みちびき」に対応。PNDの弱点とされていた山間部やビル街でも、衛星からの電波を受信しやすいという。

 16GBメモリを内蔵し、1,296エリアの詳細地図を含む2013年度版地図データを収録。迷いがちな交差点や高速道路出入り口、分岐点などをわかりやすく表示する。2013年3~4月に開通した圏央道「海老名IC~相模原愛川IC」、「茅ヶ崎JCT~寒川北IC」、「木更津東IC~東金JCT/IC」の道路情報も収録している。

 検索用データベースも強化。「ゴリラエンジン」により高速な検索やナビ動作の高速化を図っている。FM-VICSの渋滞情報にも対応する。AV機能は、ワンセグチューナのほか、SDカードに保存したMP3、WMA音楽やMP4動画、JPEG画像などを再生できる。カメラユニットを除く外形寸法は113×176×21mm(縦×横×厚み)。重量は約365g。

ゴリラは7型液晶搭載の4モデル

CN-GP735VD。カメラを搭載

 7型/800×480ドット液晶搭載のポータブル「ゴリラ」に4モデルを追加。カー用品ルートで販売する「CN-GP735VD」、「CN-GP730D」と、家電ルートの「CN-SP735VL」、「CN-SP730L」が用意される。

 いずれも16GBメモリやワンセグチューナ、GPS、ジャイロ、みちびきによるトリプル精度などに対応。家電ルート向けの「CCN-SP735VL」はACアダプタが付属、下位モデルとなる「CN-GP730D/CN-GP730L」はVICS非搭載となる。

(臼田勤哉)