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ソニー、多面体デザインの192kHz FLAC対応BDプレーヤー

無線LAN/DLNA/スマホ操作で約2万円の「BDP-S5100」

BDP-S5100(奥は従来モデルのBDP-S590)

 ソニーは、Blu-ray Discプレーヤー2機種を7月27日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は「BDP-S5100」が2万円前後、「BDP-S1100」が14,000円前後。

 約3秒の高速起動に対応したBlu-rayプレーヤー。両モデルの主な違いは、BDP-S5100のみBlu-ray 3DやSACDの再生に対応し、無線LANも内蔵する点など。BDP-S1100もEthernetを備えるが、DLNAはS5100のみ対応するなどネットワーク機能にも違いがある。また、本体デザインも異なり、S5100は左右非対称の天板を採用。S1100は幅290mmのコンパクトモデル。

左右非対称デザインのBDP-S5100。右手前の天板パネルはブルーグリーン
BDP-S1100

BDP-S5100

本体を正面から見ると、右側がやや高くなっている

 Blu-ray 3D再生や2D-3D変換にも対応した上位機種。多面体のデザインを採用し、大胆にカットした天面前方部分に使用頻度の高いボタンを配置することで、屈み込まずに、ボタンを押しやすくした。光沢感のある天板は、光の角度によって表情が変わるため「シャープでクリアな空間を演出。あらゆる角度から見た場合にも美しい佇まいを実現した」という。

 2012年モデルのBDP-S590からの進化点として、広色域の「トリルミナスカラー」に対応し、対応BRAVIAで鮮やかな色表現を可能にしている。x.v.ColorやDeep Color(16bit)、24p True Cinemaにも対応する。再生可能ファイルも拡大。新たに24bit/192kHzまでのFLACやWAVに対応。Motion JPEG、3GPP、3GPP2も再生可能になった。

 Ethernetと無線LANを内蔵し、Sony Entertainment Networkに対応。YouTubeやVideo/Music Umlimited、Hulu、DMM.TV、U-NEXTなどのネットサービスやBD-LIVEを利用できる。YouTubeのテレビ画面向けのインターフェイス「YouTube Leanback」に対応する。新たに、「TV SideView」も搭載。スマートフォン/タブレット用のリモコンアプリ「Media Remote」からの操作が可能なほか、YouTubeやVideo/Music Umlimitedなどでコンテンツを横断検索し、テレビやスマホ/タブレットで視聴できる。Wikipediaなどでの関連情報の閲覧も可能。

 DLNA/DTCP-IP機能のソニールームリンクに対応し、BDレコーダなどに録画したデジタル放送番組をLAN経由で再生できる。LAN内にあるDLNA対応機器のコンテンツを、TV SideViewで確認/再生指示することも可能。なお、DLNA機器のコンテンツはTV SideViewの横断検索には含まれていない。

背面

 再生可能なディスクはBDビデオ、BD-R/RE、DVDビデオ、DVD±R/RW、DVD±R DL、音楽CD、SACD、CD-R/RWなど。USB端子も2系統(前面1/背面1)備え、USBメモリやUSB HDD内の動画/音楽/静止画ファイルも再生できる。対応フォーマットは動画がAVCHD(3D/Progressive)、MPEG-1/2、MPEG-4 AVC/H.264、WMV、Matroska Video。音楽がリニアPCM、MP3、AAC、HE-AAC、WMA、FLAC。静止画はJPEG、PNG、GIF、MPO。

 出力端子はHDMIを1系統と、同軸デジタル音声を1系統装備。アナログの映像/音声出力は搭載しない。従来機と同様、高速起動モード時は約3秒で起動するとしている。消費電力は約14W(待機時0.15W/標準モード時)。外形寸法は360×199×43mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1.3kg。コンパクトリモコン「RMT-B119J」が付属する。

BDP-S1100

BDP-S1100

 3D再生には対応しないモデルで、幅290mmのコンパクトな“多面体”筐体が特徴。S5100と同様に広色域のトリルミナスカラーやx.v.Color、Deep Color(16bit)、24p True Cinemaに対応する。24bit/192kHzまでのFLACやWAVなどの再生も可能。Ethernetを備え、YouTube LeanbackやVideo/Music Umlimited、HuluなどのネットワークサービスやBD-LIVEを利用できる。TV SideViewやMedia Remoteからの操作には対応しない。また、ソニールームリンクにも非対応。

 再生可能なディスクはBDビデオ、BD-R/RE、DVDビデオ、DVD±R/RW、DVD±R DL、音楽CD、CD-R/RWなど。USB端子は1系統。再生対応フォーマットは動画がAVCHD(Progressive)、MPEG-1/2、MPEG-4 AVC/H.264、WMV、Matroska Video。音楽がリニアPCM、MP3、AAC、WMA、FLAC。静止画はJPEG、PNG、GIF、MPO。

 出力端子はHDMIを1系統と、同軸デジタル音声が1系統。アナログの映像/音声出力は非搭載。高速起動モード時の起動時間は約3秒。消費電力は約8.8W(待機時0.2W/標準モード時)。外形寸法は290×199×43mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1.1kg。コンパクトリモコン「RMT-B119J」が付属する。

ディスクトレイオープン時
背面

(中林暁)