「蒼き流星SPTレイズナー」、9月にBD-BOX化

蒼き流星SPTレイズナー
※ジャケットとは異なります
(C)サンライズ

　'85年から日本テレビ系で放映されたSFロボットアニメ「蒼き流星SPTレイズナー」が、ニュープリントによるHDリマスターで、9月18日にBlu-ray BOX化される。価格は、テレビシリーズ全38話をまとめた「蒼き流星SPTレイズナー Blu-ray BOX」が36,750円、OVA全3話収録の「蒼き流星SPTレイズナー OVA Blu-ray」が7,140円。TVとOVAをまとめた初回限定生産「Recollection1996-2000 Blu-ray BOX」が47,250円。販売元はバップ。

　テレビシリーズ、OVAのどちらも、ニュープリントしたマスターポジよりHDリマスターを実施。また、OVA版の1～2巻は、テレビ版の総集編として作られたものだが、BD化にあたっては、HD、リマスターした本編映像から再構成しており、「より綺麗な映像として収録する」という。

【追記】
　特典詳細情報を追記しました(2013年7月29日)。

　「Recollection1996-2000 Blu-ray BOX」のケースは、大河原邦男描き下ろしで、デジパックにも沖浦啓之、谷口守泰の描き下ろしを採用。32ページのブックレットを同梱する。

　さらに特典映像として、ノンクレジットのオープニング/エンディングと、全38話のオープニング集、さらにOVA ACT-III エンディングノンクレジットバージョン、BD-BOX発売告知PVも収録。一部エピソードにはオーディオコメンタリも収めており、参加者は第15話が今西隆志(演出)、井上和彦(エイジ役)、堀秀行(ゲイル役)、第36話が黄瀬和哉、山本佐和子、大島康弘。OVA-ACT.IIIは井上和彦が担当する。

　封入特典として、「レイズナー記録全集」を同梱。高橋良輔と伊藤恒久の対談、インタビュー(谷口守泰/大河原邦男/網野哲郎/谷田部勝義/加瀬充子/今西隆志)、アニメアール座談会(毛利和昭/吉田徹/沖浦啓之/小森高博)を掲載。さらに、SPECIAL ILLUSTRATIONS(糸島雅彦/加瀬政広/木村貴弘/小森高博/佐藤千春/田村勝之/中谷誠一/西田亜沙子/山本佐和子)も収めている。さらに特別付録として、「FutureTechnology S.P.T」(B-CLUB連載)も同梱する。

　また、「小説 蒼き流星の行方」(竹田裕一郎/'97年に発売されたLD-BOX「蒼き流星SPTレイズナー」の全巻購入特典を復刻したもの)と、複製、ACT.III「刻印2000」録音台本、さらにトレーディングカードゲーム「サンライズクルセイド」の「レイズナー&ザカール」プロモーションカードも同梱する。

　これらの特典に加え、一部店舗では店舗別の先着特典なども用意する。ヨドバシカメラオリジナルの特典は、メカニカルデザイン・大河原邦男描き下ろし複製色紙、HMVの特典はオリジナルB2クリアポスターなど。

　通常のBD-BOXには、大河原邦男描き下ろしBOX、吉田徹、貴志夫美子描き下ろしデジスタック、24ページのブックレットを同梱。特典映像とオーディオコメンタリは「Recollection1996-2000 Blu-ray BOX」と同じ。ただし、OVA ACT-III エンディングノンクレジットバージョンは収録しない。

　OVAのBDには、毛利和昭描き下ろしジャケットを採用。ブックレットも同梱する。特典映像はOVA ACT-III エンディングノンクレジットVer。オーディオコメンタリも収めている。

　なお、6月25日にはBD化発表に合わせて公式サイト( http://www.layzner.net/ )をオープン。第1話のストリーミング配信を行なっている。

あらすじ

ロゴマーク
※ジャケットとは異なります
(C)サンライズ

　'96年、人類の宇宙進出は火星にまで及んでいた。しかし、輝かしい宇宙開発の陰では米ソ間の冷戦が全世界に緊張をもたらし続けていた。'96年10月3日。国連主催によるコズミックカルチャークラブに選抜された少年少女が火星に到着した時、謎の機動兵器SPTにより火星基地は攻撃を受ける。窮地に陥った彼らを救ったのは、惑星グラドスから来た少年エイジだった。

　グラドスと地球の混血児だというエイジは「地球はグラドスに狙われている」ことを告げに来たのだった。エイジとコズミックカルチャークラブの少年少女たちは、反目しながらも危機を乗り越えるために協力し、地球を目指して旅立つ‥…。

　地球占領をもくろむ異星人グラドス人と地球人との間に生まれたエイジの皮肉な運命。蒼い地球を救うために、母国グラドスの侵攻艦隊に果敢に戦いを挑むエイジの姿を中心にストーリーが展開する。

　原作は伊東恒久、高橋良輔。監督は高橋良輔。声の出演は井上和彦、江森浩子、梅津秀行、鹿股裕司、鳥海勝美、平野文、戸田恵子、塩沢兼人ほか。