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ジャパンディスプレイ、7型/432ppiなど次世代液晶

FPD 2013出展。動画対応高精細反射型も

 ジャパンディスプレイは、同社の技術開発をリードする最先端ディスプレイ(イノベーションビークル)として、高精細タブレット向けの7型ワイドQXGA液晶や、反射型でフルカラー動画対応の7型/ワイドUXGA液晶などを開発した。10月23日から25日までパシフィコ横浜で開催される「FPD International 2013」に出展する。

反射方式7.0型ワイドUXGA(左)、7型ワイドQXGA(中央)、車載用曲面タッチ液晶(右)

 今年の「イノベーションビークル 2013」は、タブレット市場、車載市場向けの3製品。

 タブレット向けには、スマートフォン並みの高精細(432ppi)を誇る7型ワイドQXGA(1,600×2,560ドット)パネルを開発。RGB画素だけでなくW(ホワイト)の画素を加えることで輝度を向上する新「WhiteMagic」を導入し、消費電力を従来のRGBタイプに比べ、約60%削減。また、狭額縁1.0mm、モジュール厚みは1.17mmとした。進化したタッチセンサー機能を内蔵する新Pixel Eyesにより、直径1.0mmのペンでなめらかな入力が可能という。

 フルカラー動画表示対応の反射方式7.0型ワイドUXGA(1,200×1,920ドット)液晶も開発。反射光を最適に散乱させる光学設計をブラッシュアップし、紙の印刷に迫る美しさを追求したという。超低消費電力ながら、321ppiの高精細とフルカラー26万色の動画表示を実現した。

 車載市場向けには、「自動車のインテリアデザインにマッチする」という高画質/曲面タッチディスプレイを開発。あらゆる角度で深い黒、美しい色を再現するというIPS-NEOを採用しながら、内装デザインとの一体感を演出する曲面(Curved)ディスプレイを実現。画面サイズは12型で解像度は2,560×1,440ドット。グローブを付けたままでも操作可能という高感度タッチセンサー機能内蔵液晶モジュールPixel Eyesを搭載する。

(臼田勤哉)