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IK Multimedia、ギターやマイクを直接入力できる音楽家向けBluetoothスピーカー

iLoudの使用イメージ

 フォーカルポイントは、伊IK Multimedia ProductionのBluetoothスピーカー「iLoud」を11月下旬に発売する。ギターやマイクから直接入力できるのが特徴で、価格はオープンプライス。フォーカルの直販サイトでは39,880円で予約を受け付けている。

 「音楽家がリファレンスとして使えるポータブル・スピーカー」をコンセプトに開発された製品。Bluetoothに対応し、プロファイルはA2DPをサポート。ステレオミニのアナログ入力も備えている。

 大きな特徴は、ギターやベース用のインターフェースであるiRigの回路と、ギター/ベース、ダイナミック・マイク対応入力端子を採用している事。楽器をiRig端子に接続し、入力された信号はiPhone、iPad、iPod touchに送られ、そこで使われている「AmpliTube」、「VocaLive」などのアプリへ入力できる。そこで処理された音を、iLoudのスピーカーから再生できる。これにより、iPhone/iPad/iPod touchとiLoudがあれば、ギター/ベースの演奏、録音やボーカル・パフォーマンスが楽しめるという。

使用イメージ
持ち運んでいるところ

 一体型の製品で、2ウェイのスピーカーユニットを搭載。内蔵デジタルアンプによるバイアンプ構成で、出力は低音用16W×2ch、高音用4W×2ch。内蔵のDSPにより、ユニットのタイムアライメントを調整している。再生周波数帯域は50Hz~20kHz。エンクロージャは共振を抑えたバスレフタイプ。「サイズからは想像できないほど良好な低域のレスポンスと、正確な音像を実現した」という。

 バッテリを内蔵しており、最大音量使用時で3時間、通常使用時は10時間の使用が可能。オート・スタンバイ機能も備えている。外形寸法は約250×60×160mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約900g。

薄さは60mm
背面

(山崎健太郎)