ニュース

トライオード、同社初の真空管プリアンプキット「TRK-1」

12AU7×2本使用、84,000円。TRK-3488などに追加可能

TRK-1(完成品の状態。フロントパネルの文字は金色となる)

 トライオードは、同社初となる真空管プリアンプキット「TRK-1」を2月1日に発売する。価格は84,000円。なお、組み立て後の完成品モデルも10万5,000円で同日より発売する。

 真空管「12AU7」を2本使用した真空管プリアンプ。同社製「TRK-3488」などのプリメインアンプやパワーアンプと組み合わせ、システムのグレードアップを可能にするという。

 キットの信号回路は、購入者が手配線で接続する。また、初心者にも配慮し、入出力端子やボリュームセレクタ周辺の込み入った配線部分は組み立て済みとなっている。基本回路はSRPP型(Shunt Regulated Push Pull)で、低インピーダンス出力を可能にしている。

背面

 入力端子はアナログ5系統(ライン×4、フォノ×1)、出力端子はアナログ2系統とTAPE OUT 1系統。MM/MCカートリッジ(LOW/HIGH)に対応し、オプションでMC/MMフォノイコライザーユニット(10,500円)も用意する。

 周波数特性は10Hz~70kHz、SN比は95dB、入力感度は280mV、入力インピーダンスはライン100kΩ/MM 47kΩ、出力インピーダンスは5kΩ。消費電力は30W。外形寸法は310×310×100mm(幅×奥行き×高さ)、重量は5.8kg。電源ケーブルや予備ヒューズが付属する。リモコンは別売で、価格は10,500円。

(中林暁)