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OPPO、ハッセルブラッド共同開発カメラの3眼スマホ「OPPO Find X8」
2024年11月29日 13:45
OPPOは、スウェーデンのカメラブランド「Hasselblad」とコラボレーションしたカメラシステムを日本初搭載したスマートフォン「OPPO Find X8」を、12月12日に発売する。価格はオープンプライスで、予約は一部販売チャネルで11月29日13時30分からスタートしている。カラーはスターグレーとスペースブラック。
大手通信キャリアではKDDI(au +1 collection)が、MVNOではインターネットイニシアティブ(IIJmio)が取り扱うほか、ヨドバシカメラ、ビックカメラなどの家電量販店、Amazon、OPPO公式楽天市場店などでも販売する。
最大の特徴は日本では初めて、ハッセルブラッドとコラボレーションしたカメラシステムを搭載したこと。細かい設定をせずに、ハッセルブラッドのカメラ効果を簡単に撮影できるポートレートモードとAutoモード、好みに合わせて細かく調整できるProモードが利用でき「自然なボケ感をより美しく再現するだけでなく、暗所での撮影でもノイズが抑えられ、顔や被写体の輪郭が際立つため、光と影のコントラストを細部までしっかりと表現する」という。
3眼のアウトカメラすべてが5,000万画素の高性能カメラを搭載。世界初というW型プリズム望遠レンズを採用することでセンサーを大型化しつつ、スマホ本体の厚さを7.9mmに抑えて、レンズモジュールの突起を最小限に抑えている。光学3倍ズーム、最大120倍のデジタルズームが利用でき、10倍以上の高倍率ズームでは生成AI補正も利用できる。
各カメラのf値と画角は、広角カメラがF1.8、超広角カメラがf2.0/120度、光学3倍望遠カメラがf2.6。インカメラは約3,200万画素でf2.4。
動きのある表現豊かなLivephotoや、強化された姿勢認識とダブルフレーム技術により、動く被写体も遅延なく切り取れるほか、シャッターを押し続けるだけで最大200枚の写真撮影が可能なライトニングスナップも搭載。動画撮影では4K Dolby Vision HDRに対応した。
ディスプレイは約6.6インチのAMOLED(有機EL)で、解像度は2,760×1,256ドット/フルHD+。最大輝度は1,600nits、リフレッシュレートは120Hz。4辺すべてが約1.45mmの極細ベゼルで囲まれており、画面占有率は94.3%を実現した。
SoCには、こちらも日本初採用となるMediaTek Dimensity 9400を搭載。高負荷なグラフィックゲームやアプリ、AI機能を余すことなく堪能できるという。OPPO独自のトリニティエンジン技術によりCPUとシステムのピークパフォーマンス、電源効率が最適化され、安定性やキャッシュの効率も向上している。
シリコンカーボン素材を採用した5,630mAhの大容量バッテリーを搭載し、80W SUPERVOOCの急速充電と最大50Wのワイヤレス充電にも対応する。ソフトウェア加熱技術により、マイナス20度の極寒環境でも充電可能という。
冷却面では、高品質なグラファイトシートと大型のベイパーチャンバーを組み合わせた冷却システムを採用することで、高負荷時の発熱を抑え、効率よく熱を発散させる。
本体は日本初というIP69の防水防塵仕様で、真水への浸水や高圧洗浄の水圧、80度の熱湯噴射にも耐えられる防水性能を実現。水滴による画面の誤動作を軽減する「スプラッシュタッチ機能」も備えた。ディスプレイガラスはGorilla Glass 7iガラスで、耐久性も確保。
OSはAndroid 15ベースのColorOS 15。内蔵メモリは16GBで最大28GB相当まで拡張可能、ストレージ容量は512GB。OPPOデバイスとiOSデバイス間でファイルや写真をワンタップで相互転送できる機能、サイレント/バイブレーション/着信音モードの3つをワンタッチで切り替えるアラートスライダーボタンなどを備えるほか、性能を強化したAI機能も内蔵。AI消しゴムやAI編集機能などを利用できる。
ディスプレイ指紋認証や顔認証が利用可能。外部メモリやおサイフケータイには非対応、NFCは利用できる。外形寸法は157×74×7.9mm(縦×横×厚み)、重さは約193g。