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JDI、5.5型1,440×2,560ドット液晶を4月出荷。精細度538ppiで最先端スマホ向け

 ジャパンディスプレイ(JDI)は、最先端スマートフォン向けにワイドQuad HDフォーマット(横1,440×2,560ドット/WQHD)液晶の量産体制が整い、4月より5.5型WQHD液晶モジュールを出荷すると発表した。

 画面サイズは5.5型(5.46型)で、解像度は1,440×2,560ドット。精細度は、量産製品として世界最高水準の538ppi。5.5型フルHDの401ppiよりも大幅に精細度を向上したことで、「更にリアリティある写真や映像をスマートフォンディスプレイで表現できる」という。JDIでは「2014年は本製品を皮切りに、複数のWQHD製品の量産がリリースされる予定で、スマートフォンの世界で新たな最先端領域が形成されていくものと期待される」としている。

 コントラストは1,000:1、視野角は上下左右160度。輝度は450cd/m2。色再現域は70%。JDIの低温ポリシリコン技術を磨き上げ、画素の開口率を高めることで、高透過率と低消費電力を実現。また、従来のフルHD液晶モジュール製品と変わらない薄さとサイズとなっている。

(臼田勤哉)