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COWON、DSD 5.6MHz対応のハイレゾポータブルプレーヤー「PLENUE 1」。128,000円

 コウォンジャパンは、DSDやFLAC/WAVなどのハイレゾファイル再生に対応したポータブルオーディオプレーヤーの新モデル「PLENUE1」を9月中旬に発売する。直販価格は128,000円(税込)。カラーはブラック。

PLENUE1

 DSD 5.6/2.8MHzの再生(PCM 176.4kHz/24bitへ変換)や、192kHz/24bitのFLAC/WAV/AIFF/Apple Lossless(ALAC)、384kHzのDXD(192kHzにダウンサンプリング)、MP3/WMA(最高320kbps)、APE、OGGなどに対応したポータブルオーディオプレーヤー。「コウォンで20年間積み重ねた音響技術を集約し、2年間の開発期間を経て、HD Soundを最高の音質で完璧に再生することを可能にした」としている。

 内蔵フラッシュメモリ容量は128GBで、外部メモリとしてmicroSDXCカードも利用可能。内蔵メモリと合わせて最大256GBまで拡張できる。3.7型のカラー有機ELディスプレイも備える。

側面の操作ボタン

 DACはTI/バーブラウンのPCM1792Aを搭載。CPUはARM Cortex A9(1.2GHz)。TCXO高精度クロックを備える。10バンドのイコライザとEQフィルタによる音質調整機能の「JetEffect7」や、圧縮音源の高音質化技術「BBE+」も搭載する。SN比は120dB、THD+N(高調波歪み+ノイズ)は0.0006%、出力は2Vrms、ボリュームは140段階。

 ステレオミニのイヤフォン出力に加えるほか、光デジタル出力(3.5mm)も可能。高強度のアルミを加工したボディを採用。硬質アノダイジング処理により、かすり傷や外部衝撃に強くしたという。本体に電源/ホールドボタンのほか、再生/一時停止、ボリューム、曲送り/戻しの各ボタンも備える。GUIは、5種類のテーマを用意。2種類のレベルメーター表示などが行なえる。

画面表示の例

 容量3,000mAhのリチウムポリマーバッテリを内蔵し、連続再生時間は約8時間30分。充電はmicroUSB経由で行ない、充電時間は約4時間。インターフェイスはUSB 2.0で、接続するパソコンの対応OSはWindows Me/2000/XP/Vista/7/8と、Mac OS X 10.x以降、Linux 2.4以降(Mac/Linuxはファイル転送のみ)。

 外形寸法は116.4×64.5×13.4mm(縦×横×厚さ)、重量は173g。専用レザーケースも同梱。天然牛革を使用し、イタリアのブランド・RINO MASTROTTO GROUPによるクロムタニング処理が施されている。

(中林暁)