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ソニー、aptXに対応した低価格ウォークマンSシリーズ。スピーカー付属モデルも

 ソニーは、価格を抑えたウォークマンSシリーズの新モデルを11月8日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は、内蔵メモリ8GBの「NW-S14」が15,000円前後、16GBの「NW-S15」が18,000円前後。

 この2モデルに、スタンド兼用スピーカーをセットにしたバリエーションも用意。店頭予想価格は、8GBの「NW-S14K」が18,000円前後、16GBの「NW-S15K」が21,000円前後となる。

ウォークマンSシリーズ

 従来のSシリーズと比べ、32GBモデルが省かれている。また、Bluetooth機能において、新たにaptXに対応した。なお、上位モデルでサポートしているハイレゾ楽曲の再生には対応していない。

Aシリーズのデザインコンセプトを取り入れたSシリーズ

 コンパクトなウォークマンで、AシリーズのデザインコンセプトをSシリーズにも踏襲している。ハイレゾファイルの再生には非対応。筐体の素材はアルミで、ボタンはプラスチック製となっている。カラーはブラック、ホワイト、ブルー、ビビッドピンク、グリーン、ライトピンクを用意する。

ウォークマンSシリーズ。左からブルー、ライトピンク、ホワイト、ビビッドピンク、グリーン、ブラック

 ディスプレイは2型、320×240ドットのTFTカラー液晶。再生対応音楽ファイルはMP3/WMA/ATRAC/ATRAC Advanced Lossless/FLAC/WAV/AAC/HE-AAC/Apple Losslessに対応。FLAC/WAVなどは48kHzまでのサポートとなる。動画ファイルの再生にも対応。MPEG-4 AVC/H.264のmp4/m4vや、MPEG-4 Simple Profileの動画、MWV9の再生も可能。JPEG静止画も表示できる。

ビビッドピンク

 高音質化機能として、デジタルノイズキャンセリング、Clear Phase、xLOUD、ClearAudio+、クリアベース、サラウンドのVPT、高音域を補完再生するDSEE、クリアステレオ、ダイナミックノーマライザーなどを搭載。付属イヤフォンはダイナミック型で13.5mm径ユニットのEXイヤフォンとなる。

 Bluetooth 2.1+EDRにも準拠。A2DP、AVRCP、OPPプロファイルをサポート。コーデックはSBCのほか、新たにaptXをサポートしている。

 語学学習向け機能や、音楽再生時に歌詞データも表示する「歌詞ピタ」、キーコントロールやボーカルキャンセルを用いてカラオケが楽しめる機能も用意。FMチューナも搭載している。

 バッテリ持続時間は、MP3 128kbpsの再生で最大77時間。別売ケーブルを用いて、スマートフォンへのおすそ分け充電も可能。最大外形寸法は92.1×42.1×8mm(縦×横×厚さ)で、重量は約50g。

 型番にKが付くモデルは、WM-PORTでウォークマンSシリーズと接続できる、ドック型スピーカーをセットにしたモデル。スピーカーは35mm径ユニットを搭載しており、最大出力は1W(ACアダプタ利用時)。付属のACアダプタと接続して利用するほか、ウォークマンからの給電でも動作する。外形寸法は153.4×48.4×48.7mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は161g。

Sシリーズにはドック型スピーカー付属モデルを用意している

(山崎健太郎)