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LG、量子ドット技術で明るく広色域な4Kテレビを'15年製品化。CESで披露
(2014/12/17 09:50)
韓国LG Electronicsは16日、量子ドット技術により色再現性や視野角などを向上させた4K対応テレビを2015年に投入することを発表した。'15年1月6日~9日に米国ラスベガスで開催される「2015 International CES」において同技術を採用したモデルを披露する予定で、'15年の液晶テレビや有機ELテレビに順次対応を拡大していく。
2~10nm(1nmは1/10億m)の大きさで、サイズによって異なる色で発光する量子ドット(quantum dot)の結晶を利用した技術。液晶バックライトの前に量子ドットのフィルムを加えることで、映像の色再現性や彩度、全体の明るさなどを大幅に向上するという。同社は「広色域で表現でき、4Kコンテンツに理想的」としている。
量子ドットのフィルムにより、IPSパネルの色再現性は既存のLEDバックライト液晶テレビに比べ30%以上改善され、IPSの特徴である広視野角性も向上するという。