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ソニー、ウォークマンやBDなどのビデオ&サウンド事業を'15年10月分社化

 ソニーは18日、2015年-17年までの新経営方針を発表。その中で分社化を加速する方針を表明し、ウォークマンやオーディオ、ブルーレイ関連製品などを手がけるビデオ&サウンド事業を2015年10月を目処に分社化すると発表した。

ビデオ&サウンド事業を分社化

 スマートフォンのソニーモバイルや、ゲームのSCEは独立した企業として展開してきており、'14年7月にテレビ事業もソニービジュアルプロダクツとして分社化。事業ユニットごとに独立し、利益重視の経営を行なう方針としている。

 ソニーは、今回の中期経営計画で、分社化を加速する方針を示しており、ビデオ&サウンド事業の分社化はその第1弾と位置づけられている。

 ウォークマンやヘッドフォンなどのオーディオ、ブルーレイなどを手がける、ビデオ&サウンド事業は、新中期経営計画では、「安定収益領域」として、大規模な投資は行なわずに着実な利益計上を求める領域と定義している。

 平井一夫CEOは、「2015年10月を目処に、ビデオ&サウンド事業を切り出し、独立した事業会社として運営する」と表明。その狙いは、「高収益企業への変革」で、事業規模を追わずに収益を重視すること、自立と株主視点の重視、各事業の位置づけの明確化の3点を掲げる。「どのように事業を伸ばしていくか、危機感を持って経営するか、本社に頼ること無く、自分たちで自立して取り組むことで、より事業として強くなっていくことを希望している」とコメントしている。

(臼田勤哉)