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東芝、無線LAN SDカードの新「FlashAir」。エクスプローラで一括コピー可能に

 東芝は、無線LAN搭載SDカード「FlashAir」の新モデルとして、Windowsのエクスプローラなどからファイルにアクセスできる「FlashAirドライブ機能」を搭載した「SD-WE」シリーズを3月14日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格(税込)は8GBの「SD-WE008G」が4,600円前後、16GB「SD-WE016G」が6,500円前後、32GB「SD-WE032G」が8,600円前後。

SD-WE032G

 SD-WEシリーズは、FlashAirカードをネットワーク上のドライブのように扱える「FlashAirドライブ機能」を新たに搭載。従来、パソコンから無線LAN経由で画像ファイルをコピーするためには、Webブラウザ上で1つずつ選択しなければならなかったが、WebDAV(Web-based Distributed Authoring and Versioning)に対応したことで、WindowsのエクスプローラやMacのFinderといったOS標準のファイル管理ソフトを使って、複数のファイルを一括コピーできるようになった。なお、PCからのファイルの書込み、削除はできない。

 FlashAirドライブ機能の使用には、Ver.3.00以降の「FlashAir」設定ソフトが必要。ソフトは発売日以降、同社のサイトで公開する。

 また、スマホ/タブレットを利用して特定の日付の写真を公開できる「フォトシェア機能」も利便性を向上。従来は、写真の公開や、公開された写真のシェアにはWebブラウザ経由でFlashAirカードと通信する必要があったが、新たにiOS/Androidアプリ「FlashAir」(無料)からもシェアできるようになる。対応アップデートは近日予定。

 上記以外の仕様は従来モデルとほぼ共通で、スピードクラスはClass 10に対応。無線LAN規格はIEEE 802.11b/g/n。セキュリティはWEP、TKIP、AES(WPA/WPA2)。なお、今回の新機能は従来モデルには提供されない。

(一條徹)