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Wadia、70万円のデジタルステレオパワーアンプ「a315」。モノラルも

 ノアは、米Wadiaの新製品として、クラスDのデジタルパワーアンプ「300 Series」の2モデルを6月10日に発売する。価格は、ステレオモデルの「a315」が70万円、モノラルモデルの「a340」が80万円。カラーはサテンシルバー。

Wadia「a315」
Wadia「a340」

 アルミニウム筐体とガラストップを採用した薄さ86mmのデジタルパワーアンプ。Wadiaの小型コンポ「100 Series」も手がけたリヴィオ・ククッツァがデザインしている。発熱量が少ないため、ヒートシンクなどのないスマートな外観を実現したという。

 入力から出力までバランス構成とすることで、音声信号の増幅品質やノイズ耐性を高めたという「IO Symmetry」技術を採用。フィードバック・テクノロジーによってDクラス動作への変調(伝搬)周波数を切り替え、リアルタイムで微調整を行なうことで音の歪みを改善する「Frequency Switching Transmission」技術も搭載している。

 定格出力はステレオのa315が250W×2ch(4Ω)/150W×2ch(8Ω)、モノラルのa340が500W(4Ω)/400W(8Ω)。SN比はa315が90dB以上(バランス)/88dB以上(アンバランス)で、a340が90dB以上(バランス)/87dB以上(アンバランス)。周波数特性はどちらも20Hz〜20kHz(−0.5dB)、10Hz〜70kHz(−3dB)。

 入力はa315がステレオのアンバランスRCA×1とバランスXLR×1、a340がモノラルのアンバランスRCA×1とバランスXLR×1。どちらも入力インピーダンスはバランス・アンバランス共に10kΩ。出力はバナナプラグとYラグに対応した、金メッキ・バインディングポストのスピーカーターミナルを採用。「a340」は、スルーアウトのアンバランスRCA×1と、バランスXLR×1も備える。

 消費電力はa315が動作時130W、スタンバイ時0.5W以下。a340は動作時200W、スタンバイ時0.5W以下。外形寸法と重量は共通で、454×50.8×86mm(幅×奥行き×高さ)、12.5kg。

「a315」の背面
「a340」の背面

(庄司亮一)