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重低音と超解像度を両立。ハイレゾSOLID BASSヘッドフォン「ATH-WS1100」

 オーディオテクニカは、SOLID BASSシリーズのヘッドフォン新モデル3機種を10月23日に発売する。価格は全てオープンプライス。店頭予想価格は、「ATH-WS1100」が25,000円前後、「ATH-WS770」が15,000円前後、「ATH-WS550」が8,000円前後。「ATH-WS1100」はハイレゾ対応モデルとなる。いずれも密閉型。

ATH-WS1100

ATH-WS1100

 「ATH-WS1100」は、53mm径のダイナミック型ユニットを搭載。重低音と超解像度のハイレゾ再生を両立させるという、大型の高磁束磁気回路を備えた「DEEP MOTION Hi-Res Audio DRIVER」となっている。

ATH-WS1100

 ハウジング中央に正円状ベントと、側面にエクストラベントという2つの空気孔を用意。筐体内部の空気のバネ性を最適化し、音質を格段に向上させるというエクストラエアフローベース・ベンディングシステムも備えている。

 ハウジングは、不要共振を抑制して中高域の歪を低減する「制振デュアル・エンクロージャーデザイン」を採用。

ATH-WS1100

 イヤーパッドは硬さの異なる2層のクッション材を使った、2レイヤード・イヤーパッド(PAT.P)になっている。

 ケーブルは1.2mで着脱可能。ヘッドフォン側の接続端子はステレオミニ。再生周波数帯域は5Hz~40kHz。インピーダンスは38Ω。重量はケーブル抜きで281g。

ユニット部分
ケーブルは1.2mで着脱可能。ヘッドフォン側の接続端子はステレオミニ

ATH-WS770

 深い振幅と強力な磁気回路で低音を再生できるという53mm径の「DEEP MOTION DRIVER」を採用。空気制動を均一化し、歪みの少ない低域や、明瞭な中高域のバランスを調整する「トップマウントPCB方式」も採用する。

ATH-WS770

 ドライバユニット背面には、同心円上に均等な間隔で3つのベント(空気穴)を配置。筐体内部の空気のバネ性を最適化する事で、低域と中高域のバランスを整える「エアフローベース・トリプルベンディングシステム」も導入。

 ハウジングには、剛性の高い精密加工アルミニウム材を使い、制振設計のデュアル・エンクロージャ構造となっている。

 再生周波数帯域は8Hz~29kHz。出力音圧レベルは100dB/mW。最大入力は1,000mW。インピーダンスは38Ω。ケーブルは1.2mのY型、ケーブルを除く重量は265g。

ハウジングの赤いラインが印象的
ケーブルはツートンカラー

ATH-WS550

 ユニットは53mm径の「DEEP MOTION DRIVER」。空気制動を均一化するトップマウントPCB方式により、低域と中高域のバランスを理想的にコントロールしたという。

ATH-WS550

 エアフローベース・ベンディングシステムも採用、ドライバの特性に応じた位置にベントを設け、筐体内部の空気のバネ性を最適化している。

 ハウジングにはアルミニウム材をリング上に成型したものを配置した制振デザインとなっている。

 再生周波数帯域は8Hz~24kHz。出力音圧レベルは106dB/mW。最大入力は750mW。インピーダンスは38Ω。ケーブルは1.2mのY型、ケーブルを除く重量は254g。

ハウジングのゴールドリングが印象的なデザインだ

試聴してみる

 発表会場でハイレゾプレーヤーの「AK380」と接続、試聴した。

 WS1100は、驚くほど最低音が低く沈み込む。重く、芯のある低音が心地よい。沈むだけでなく、分解能が非常に高く、アコーステックベースの弦の動きなどが明瞭だ。中高域もクリアで精細な描写ができており、その中高域の解像度に負けない、明瞭さのある低音が特徴となる。

 また、音場も広大だ。空間の狭さで迫力を出すようなヘッドフォンではなく、広い空間はそのまま存在し、低音が地鳴りのようにその空間に響くので開放感と迫力が同居している。高域の抜けは明瞭だが、やや硬質なキャラクターがあり、それが独特の清涼感を出している。“新時代のSOLID BASS”を感じさせるサウンドだ。

 WS770も、深い低域が再生できているが、音場の広さや沈み込みの深さは上位モデルのWS1100には及ばない。だが、クリアさは健闘しており、中低域の張り出しも心地よい。SOLID BASSらしいヘッドフォンだ。

 WS550は、音場はそれなりに広く、そこに中低域がブワッと充満するような迫力重視のサウンド。勢いのある中低域に、高域がやや覆われる印象だ。パワフルさは心地よいが、大味だと感じる人もいるだろう。

(山崎健太郎)