サエク、2.5mm 4極や標準プラグ×2などヘッドフォン用バランスケーブル5機種

　サエクコマースは、ヘッドフォン/イヤフォンのバランス駆動向けケーブルの新製品5モデルを2月24日に発売する。価格は、2.5mm 4極バランス入力を採用し、PC-Triple C導体を使った「SHC-B120FS」(MMCX)が19,000円、「SHC-B120FF」(FitEar用プラグ)が23,000円。

「SHC-B120FS」

　入力に標準プラグ×2を採用したのは3モデル。Shure SRH1840/1440向けMMCX端子の「SHC-2B300FSH」は、30,000円(1.5m)/39,000円(3m)。ゼンハイザー HD650向けの「SHC-2B300FH65」は34,000円(1.5m)/43,000円(3m)。ゼンハイザー HD800向けの「SHC-2B300FH80」は37,000円(1.5m)/46,000円(3m)。

2.5mm 4極バランス入力の「SHC-B120FS」、「SHC-B120FF」

　Astell & Kernのハイレゾプレーヤーなどとのバランス接続を想定したケーブル。イヤフォン接続側はMMCX端子と、FitEar製品向けの2ピン端子の2モデルを用意する。

FitEar用プラグの「SHC-B120FF」

　導体に銅素材のPC-Triple Cを採用。高純度のOFC(無酸素銅)を使い、独自の連続鍛造伸延技術により、信号の伝送を妨げる結晶粒界を減らし、優れた導通性能を実現するとしている。

　ケーブル構造は2芯ツイスト+糸介。絶縁体にはフッ素樹脂を、シースにはオレフィン系樹脂を使っている。ケーブル外径は2×4mm。2.5mm 4極プラグはL型で、SAECオリジナル。ケーブルの長さは1.2m。

入力に標準プラグ×2を採用した3モデル

　標準プラグ×2端子の入力に対応したケーブル。イヤフォン接続端子は、Shure SRH1840/1440向けMMCX端子、ゼンハイザー HD650向け端子、ゼンハイザー HD800向け端子の3タイプを用意する。

Shure SRH1840/1440向けMMCX端子の「SHC-2B300FSH」

ゼンハイザー HD650向けの「SHC-2B300FH65」

ゼンハイザー HD800向けの「SHC-2B300FH80」

　導体構造には、左右独立のツイストペアを採用。導体にはPCOCC-Aを使い、広い再生帯域と高SN比、高解像度を追求。介在には絹を使い、導体に隙間なく巻く特殊な製法を用いて、柔軟性や弾性、静電気にも強い特性を引き出すという。絶縁材はフッ素化樹脂。仕上材はオレフィン系樹脂。ケーブル外径は4×8.2mm。