WiseTech、DAC内蔵ヘッドフォンアンプ「DR.DAC」新モデル

-USB/光出力搭載の「DR.DAC2 DX」。直販46,800円


「DR.DAC DX」

7月17日発売

直販価格:46,800円


 株式会社WiseTechは、AudiotrakブランドからDAC内蔵ヘッドフォンアンプ「DR.DACシリーズ」の最新モデル「DR.DAC2 DX」(ドクターダック2 デラックス)を17日より発売する。直販価格は46,800円。

 DAC内蔵で、USBオーディオ機能を搭載したヘッドフォンアンプ。前モデルのオーディオ回路構成を最適化し、音質を向上させたモデルとなっている。仕様的には新たに光デジタル音声出力を1系統装備。ただし、DACはTIの「PCM1798」と前モデルと共通で、OPAMPも「OPA2604」、「OPA2134」と共通。

 フロントに2系統のヘッドフォン出力(PHONE)を装備。ヘッドフォンのインピーダンスは16~600Ωに対応する。リアにはアナログ音声(RCA)の入出力端子を各1系統搭載。ライン出力とヘッドフォン出力の同時利用は不可能となっている。

 光と同軸のデジタル音声入力も各1系統装備。光デジタル音声出力も1系統備え、PCMやドルビーデジタルの5.1chデジタル出力に対応。USB端子も装備し、USBオーディオインターフェイスとしても利用可能。TenorのUSBチップセットを採用し、24bit/96kHzまでサポートする。対応OSはWindows 2000/XP/Vista、Mac OS X。なお、Windows XPではドルビーデジタル音声の5.1chデジタル出力が利用できないという。

フロントリア

 DACは24bit/192kHzまで対応するTIのPCM1798を搭載し、ダイナミックレンジで123dBを実現。「光/同軸/USBから入力されるデジタル信号を理論的な音質の限界まで出力できる」としている。

 FDO(Full Differential Output)方式のトリプルオペアンプ回路構成を採用。ヘッドフォン出力端にはBurr-BrownのOPA2604APを搭載し、「600Ωの最上級ヘッドフォンでも十分にその性能を発揮する」という。ライン出力部にはOPA2134PAを搭載。OPAMPは交換可能なソケット型で、付け替えによるサウンドチューニングが可能。

 電源部は三洋のOS-CONとWIMAのカップリングコンデンサを採用。また、LPF端にはSamYoungのLow-ESR Electrolytic Capacitorを使用する。

 電源は付属のACアダプタから供給。消費電力は4~6W。外形寸法は140×111×30mm(幅×奥行き×高さ)、重量は440g。


(2009年 7月 3日)

[AV Watch編集部 大類洋輔]