共立電子、デジタルパワーICを使用したアンプ基板キット

-定番パーツモデルと上位パーツモデルの2製品


WP-2020AMP-B

8月末発売

標準価格:5,460円(WP-2020AMP-B)
       6,615円(WP-2020AMP-R)


 パーツ販売会社の共立電子産業株式会社は、「WoderPure」(ワンダーピュア)ブランドから、デジタルアンプの基板キット「2020デジタルアンプキット」(WP-2020AMP)2シリーズを8月末より発売する。

WP-2020AMP-R

 価格は、定番パーツを用いた「WP-2020AMP-B」(ブルーバージョン)が5,460円、ハイエンドパーツを用いた「WP-2020AMP-R」(レッドバージョン)が6,615円。

 オーディオアンプの基板キット。使用するパーツの違いで、2シリーズ用意する。デジタル・パワーICは共通で、多くのクラフトオーディオファンに認められているという米トライパスの「TA-2020-020」を搭載。シングル電源ながらBTL回路で高出力と低歪みを実現する。最大出力は20W×2ch(4Ω)。

 また、プリント基板には銅箔(配線パターン部)を施した厚さ70μmのものを採用。音質に大きな影響を与えるという終段のローパス用インダクタには「フェライトコア封入大型チョークコイル」を、電源部のコンデンサには「OSコン」を搭載するなど、「こだわりの高音質パーツを厳選して使用している」とする。

 WP-2020AMP-Bはクラフトオーディオファンに定番のパーツを使用したモデル。解像度が高く鮮明な音が特徴だという。コンデンサにニッセイ電機のオーディオ用「メタライズドポリエステルフィルムコンデンサ」を、抵抗はDALE「金属被膜抵抗」を採用する。

 WP-2020AMP-Rはハイエンドのブランドパーツを投入したモデル。デジタルアンプ独特の解像度はそのままに、真空管アンプのような“やわらかさ”と“気品”のある音を狙ったという。コンデンサは独WIMA(ウィマ)製のものを、抵抗はオーディオ用「カーボン抵抗」を採用する。

 主な仕様は共通で、再生周波数帯域は20Hz~20kHz。電源はDC12V。ACアダプタでも駆動できるが、本機の高音質を体感するために、同社ではトランスを使用した電源を薦めている。組み立て完成時の外形寸法は100×60×24mm(幅×奥行き×高さ)。

定番パーツを使用した「WP-2020AMP-B」ハイエンドパーツを使用した「WP-2020AMP-R」

(2009年 7月 17日)

[AV Watch編集部 大類洋輔]