J:COM、J SPORTSを10月1日付けで連結子会社化

-株追加取得で69.8%保有。「コンテンツ調達能力を増強」


7月30日発表


 株式会社ジュピターテレコム(J:COM)は、30日開催の取締役会において、株式会社ジェイ・スポーツ・ブロードキャスティング(J SPORTS)の株式を取得し、同社を10月1日付けで連結子会社化することを決議したと発表した。

 現在、J:COMは有限会社ジュピタースポーツを経由して、J SPORTSの発行済み株式33.4%(23,254株)を保有し、持分法適用関連会社としているが、さらに追加で株式を取得し、同社を10月1日付けで連結子会社化するという。

 J SPORTSを子会社化することにより、J:COMは「グループの顧客基盤等の経営資源を活用し、迅速かつ機動的に顧客ニーズに沿った魅力的な番組編成・制作を推進。さらにグループ傘下のチャンネルと連携を強化し、スポーツ放送分野での競争力およびブランド力の強化、ならびにコンテンツの調達能力の増強を図っていく」と説明。

 また、「中長期的にはコンテンツの魅力の向上に通じ、有料多チャンネル市場全体の活性化と拡大を図ると同時に、グループの企業価値向上への寄与が期待できる」としている。

 株式の取得先は、J SPORTSの大株主である伊藤忠商事株式会社(持株比率 15%)、ブロードメディア株式会社(同10.7%)、株式会社ソニー・放送メディア(同10.7%)。J:COMは3社の合計25,384株を譲り受け、保有数を48,638株、議決権比率で69.8%とする。株式譲渡契約書の調印は8月上旬に実施。


(2009年 7月 30日)

[AV Watch編集部 大類洋輔]