ヤマハ、スピーカー「NS-700」にピアノ仕上げモデル

-3ウェイトールボーイの「F700」など4種


NS-700シリーズ

9月上旬発売

標準価格:31,500円~80,850円


 ヤマハ株式会社は、スピーカー「NS-700」シリーズの新モデルとして、鏡面ピアノフィニッシュを採用したトールボーイ型「NS-F700(BP)」など4モデルを9月上旬より発売する。1台の価格は31,500円~80,850円。

型番タイプ月産台数価格(1台)
NS-F700(BP)トールボーイ150台80,850円
NS-B750(BP)ブックシェルフ100台49,350円
NS-B700(BP)ブックシェルフ
(サラウンド向け)
100台31,500円
NS-C700(BP)センター100台45,150円
NS-F700(BP)

 いずれも2008年発売のNS-700シリーズのカラーバリエーションで、ヤマハのグランドピアノと同等のピアノフィニッシュを施している。NS-F700(BP)とNS-B750(BP)は、ピュアオーディオ向け、NS-B700(BP)とNS-C700(BP)は、ホームシアター向けと位置付けられている。

 NS-F700は、3cm径のアルミドーム型ツィータと、13cm径ミッドレンジ、16cm径コーンウーファを採用した3ウェイ構成。そのほかの3モデルは2ウェイ構成となっている。

 ウーファとミッドレンジの振動板には、A-PMD(Advanced Polymer Injected Mica Diaphragm)を採用。ツイータには、振動板とボイスコイルボビンを高精度に一体成形したDC-ダイヤフラム方式を採用。量感と切れ味を両立させたパワフルな中低域再生と、100kHzまで伸びる高域再生を実現したという。


NS-B750(BP)NS-B700(BP)NS-C700(BP)

 いずれも、平行面を減らしたエンクロージャーが特徴で、天面は伝統的な“曲げ練り”技法を用いてラウンドフォルムとした。これにより、内部の定在波や、キャビネット表面の回折現象を低減。強度を確保するために、全ての角部分を楔の原理で結合する、ヤマハ伝統の「総三方留め構造」や、上位シリーズのSoavoのために開発された「スラントパーテーション」と、「バーチカルラダー補強」なども投入している。

型番NS-F700NS-B750NS-B700NS-C700
タイプ3ウェイ
バスレフ
2ウェイ
バスレフ
2ウェイ
密閉型
2ウェイ
密閉型
スピーカー
ユニット
ツィータ3cmアルミドーム
ミッドレンジ13cmコーン-
ウーファ16cmコーン13cmコーン10cmコーン13cmコーン×2
再生周波数帯域45Hz~50kHz(-10dB)
45Hz~100kHz(-30dB)
60Hz~50kHz(-10dB)
60Hz~100kHz(-30dB)
65Hz~50kHz(-10dB)
65Hz~100kHz(-30dB)
60Hz~50kHz(-10dB)
60Hz~100kHz(-30dB)
インピーダンス
許容入力40W30W40W
出力音圧レベル89dB87dB86dB89dB
クロスオーバー
周波数
700Hz、4kHz4kHz5kHz5kHz
外形寸法
(幅×奥行き×高さ)
354×374×1,012mm198×290×350mm150×154×270mm500×170×170mm
重量25kg6.7kg3.5kg7kg

(2009年 8月 4日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]