エプソン、ビジネス用3LCDプロジェクタ4モデル

　セイコーエプソン株式会社は、ビジネス向け3LCDプロジェクタの新モデル4機種を9月中旬より順次発売する。価格はいずれもオープンプライス。直販価格や発売時期は下表の通り。

■ ビジネス向けプロジェクタ

EB-X8/S8

　EB-W8は0.59型/1,200×800ドット、EB-X8は0.55型/1,024×768ドット、EB-S8は0.55型/800×600ドットの液晶パネルを搭載。いずれも輝度は2,500ルーメンとなっている。

　3モデルとも、外形寸法は295×228×77(幅×奥行き×高さ)、重量が約2.3kgと、コンパクトなA4サイズで、従来機種(EB-X6)と比べ、体積比約30%減、重量約18%減を実現。「場所を選ばず手軽に、大画面投写ができる」としている。

　アナログRGB(D-Sub 15ピン)とS映像、コンポジットに加え、EB-W8/X8にはHDMI端子とRCAのアナログ音声入力を装備。USB端子も備えており、USBケーブルでPCと接続し、PC画面を投写可能な「USBディスプレイ機能」も利用できる。また、EB-W8/X8は、ストレージ用のUSB端子も搭載し、USBメモリなどに収められているJPEG画像ファイルを投写可能。

　そのほかの機能として、電源ケーブルをコンセントに差し込むだけで投写を開始する「ダイレクトパワーオン」機能や、プロジェクタ使用後にすぐに電源ケーブルを抜いて電源を切れる「ダイレクトシャットダウン」機能、プロジェクタの傾きを検知して、映像が台形に歪む状態を自動補正する「自動台形歪み補正機能」なども備える。

EB-S62

　EB-S62は、0.55型/800×600ドットの液晶パネルを搭載。同社では「プロジェクターを初めて購入して使用するユーザー向けのモデル」と位置づけている。輝度は2,000ルーメン。

　入力端子はアナログRGB(D-Sub 15ピン)とS映像、コンポジット、アナログ音声(RCA)を装備。アナログRGB(D-Sub 15ピン)出力やステレオミニのアナログ音声出力、USB端子も備え、「USBディスプレィ」機能も利用可能。ただし、USBストレージ用の端子は備えていない。

　「ダイレクトパワーオン」機能や「ダイレクトシャットダウン」機能などは搭載しているが、「自動台形歪み補正機能」は備えていない。

　4モデルの詳しい仕様は下表の通り。

■ 文教用プロジェクタも発売

　また、3LCD方式の文教向けプロジェクタ2モデルも10月上旬より発売。価格は0.59型/1,280×800ドット液晶を搭載する「EB-826W」が207,900円、0.63型/1,024×768ドット液晶の「EB-85」が186,900円。

　輝度はEB-826Wが2,500ルーメン、EB-85が2,600ルーメン。教室での使用を想定し、本体に10Wスピーカーを搭載する。「ダイレクトパワーオン」機能や、「ダイレクトシャットダウン」機能、「自動台形歪み補正機能」なども利用可能。

　入力端子はアナログRGB(D-Sub 15ピン)×2、S映像×1、コンポジット×1、アナログ音声(RCA)×1、アナログ音声(ステレオミニ)×2、マイク入力(ステレオミニ)×1。出力端子はアナログRGB(D-Sub 15ピン)、アナログ音声(ステレオミニ)を備える。USB端子も搭載し、「USBディスプレイ機能」も使用できる。USBストレージ用の端子も装備する。

　ともに、外形寸法が327×250×95mm(幅×奥行き×高さ)、重量が3.1kg。

EB-826W	EB-85