三菱、年末商戦向けの新製品内覧会を開催

-20万円以下のフルHD DLPプロジェクタや新液晶など


REAL BHRシリーズ

8月25日開催


 三菱電機株式会社は、年末商戦に向けた新商品内覧会を開催した。白物家電の新製品発表とともに、19日に発表したAV関連の新製品を一堂に展示。また、今後発売予定のプロジェクタや液晶ディスプレイについても参考出展していた。

LVP-HC7000(左)とLVP-HC6800(右)に、低価格フルHD DLPを加えた3モデルで今期のホーム用プロジェクタを展開

 プロジェクタは、9月15日発売予定のリビングシアターモデル「LVP-HC6800」と、2008年発売のシアターモデル「LVP-HC7000」に加え、年内に発売予定という、0.65型パネルを採用したフルHD DLPプロジェクタを参考出展。型番は非公表だが、店頭予想価格は198,000円前後の見込みという。なお、参考展示につき写真撮影は禁止となっていた。

 0.65型1,920×1,080ドットのフルHD DMDチップを搭載したDLPプロジェクタ。レンズは、新開発の光学1.5倍ズームで、レンズは4群13枚のオールガラス構成となる。

 2006年発売の「LVP-HC3100」など、720p/576p時代の同社DLPプロジェクタの置き換えを狙いながら、低価格化したフルHD DLPプロジェクタ。LVP-HC900/910やLVP-HC3000/HC3100/HC1100と、打ち込み角を揃えたほか、ズーム倍率の拡大により、天吊り金具を変えずに設置可能としている。


新BDレコーダ「DVR-BZ330」なども展示。CM検出のアルゴリズムを改良し、ゴールデンタイムのBSデジタル放送でもCMの検出精度が向上しているという

 また、IPSパネルを採用した23.1型/1,920×1,080ドットのフルHD液晶ディスプレイと、1,920×1,200ドットの24型液晶ディスプレイも今秋発売予定。

 いずれも超解像技術を搭載しており、従来モデルよりも画質や、効果の調整などの改善を図っている。23.1型は5月発売の「RDT231WM(ノングレア)/RDT231WM-S(グレア)」から、パネルをノングレアのIPSに変更して画質の向上を図っているほか、リモコンを同梱する。24型は、WUXGA解像度のVISEOブランドの新モデルとして展開予定という。

 19日に発表したBlu-ray/HDDレコーダ内蔵液晶テレビ「REAL BHRシリーズ」や、超解像技術搭載の「REAL MZW300シリーズ」も出展。新製品の機能や、画質、音質などをアピールしている。

 また、米国で発売中の3D DLPリアプロジェクションテレビなども展示しており、流通関係者などの意見を聞きながら、日本市場投入の可能性を探っていくという。


REAL LCD-46MZW300の超解像技術をアピール大口径ユニットや音質補間を行なう「DIATONE HD」などREAL MZW300シリーズの高音質もアピールLCD-37BHR300はBD/HDDレコーダ内蔵

(2009年 8月 25日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]