LG、日本向けデザイン採用のデジタルフォトフレーム

-動画/音楽再生機能搭載。USBディスプレイ対応


日本のデザイン研究所で開発された8型モデル

10月下旬発売

標準価格:オープンプライス


 LGエレクトロニクス・ジャパン株式会社は、動画/音楽再生も可能なデジタルフォトフレーム3製品を10月下旬より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は7型の「F7010N」が14,000円前後、8型の「F8012N」が16,000円前後、10.4型の「F1020N」が25,000円前後の見込み。カラーは、それぞれブラック(PN、8型のみBN)を用意するほか、8型はホワイト(WN)もラインナップする。

 いずれも、800×600ドット液晶と2GBメモリを搭載するデジタルフォトフレーム。JPEG/BMP静止画のほか、MotionJPEGやMPEG-4の動画再生と、MP3音楽再生も可能。メモリーカードスロットを備え、SD/MMCやxDピクチャーカード、メモリースティックも利用できる。USB端子も搭載し、USBメモリのファイルを再生できるほか、USBディスプレイとしても利用可能。本体に0.5Wのモノラルスピーカーを内蔵する。

 大きな特徴は、3モデルそれぞれが異なるコンセプトのデザインを採用したこと。同社の日本向け消費者リサーチにより、インテリアに合うデザインや節電を要望する声が多く寄せられたことから、こうした意見に基づいて設計されたという。

 いずれもコードネームを持ち、7型は“リングモデル”、8型は“Tモデル”、10.4型は“ローテート(回転)モデル”と、スタンド部の形状に由来した名が付けられている。特に、日本のデザイン研究所で開発した8型モデルは「日本の住宅環境を意識し、手触りや塗装にこだわった。使用していないときにも、プロダクトデザインとしてインテリアにマッチするアクセサリー感を意識した」としている。

7型モデル(左)と10.4型モデル(右)。いずれもフレーム部にタッチセンサーを搭載する

 機能面の特徴として、2008年モデルで好評だったという「ギフトメッセージ機能」を搭載。電源を入れたときに、選んであったメッセージが写真や音楽とともに表示される機能で、「結婚おめでとう!」や「メリークリスマス!」など、ギフト用途に合わせて使い分けられる41種類のメッセージが登録されている。縦/横置きに応じて写真を回転させる自動認識機能も備える。そのほか、カレンダーや時刻表示も可能。

 7型/10.4型モデルは、フレーム前面にタッチセンサーを搭載。操作部に手をかざすと赤色LEDが光り、設定の変更などが行なえる。タッチセンサーのボタンは使用後に自動で消灯する。また、3製品ともリモコンが付属する。

 いずれも、ワンタッチで切り替えられる節電モードを用意。画面の明かりを消すことで消費電力を抑えられる。消費電力(最大/通常)は7型が6W/5W、8型が7W/6W、10.4型が11W/10W。スタンドを含む外形寸法は、7型が195.6×117.5×150.8mm(幅×奥行き×高さ)、8型が200×82.5×151.5mm(同)、10.4型が271.5×74.92×213.5mm(同)。



(2009年 9月 30日)

[AV Watch編集部 中林暁]